Connection Server インスタンスで vdmutil コマンドライン インターフェイスを使用して、クライアントからエージェントへリダイレクトする URL コンテンツ リダイレクト設定を作成、割り当て、および管理できます。

注: Windows 以外のクライアントにクライアントからエージェントへのリダイレクトを構成するには、 vdmutil コマンドを使用する必要があります。Microsoft Windows グループ ポリシー オブジェクト (GPO) は Windows オペレーティング システムでのみサポートされます。このため、グループ ポリシーを使用して、Windows 以外のクライアントに対してクライアントからエージェントへの構成を行うことはできません。

コマンドの使用方法

vdmutil コマンドの構文は、Windows のコマンド プロンプトの操作を制御します。

vdmutil command_option [additional_option argument] ...

使用できる追加のオプションは、コマンド オプションによって異なります。

デフォルトの場合、vdmutil コマンドの実行可能ファイルのパスは C:\Program Files\VMware\VMware View\Server\tools\bin です。コマンド ラインにパスを入力するのを避けるには、PATH 環境変数にパスを追加します。

コマンド認証

管理者ロールを持つユーザーとして vdmutil コマンドを実行する必要があります。

コンソールを使用して管理者ロールをユーザーに割り当てることができます。詳細については、『Horizon 8 の管理』ドキュメントを参照してください。

vdmutil コマンドには、認証に使用するユーザー名、ドメイン、およびパスワードを指定するオプションがあります。これらの認証オプションは、--help および --verbose を除くすべての vdmutil コマンド オプションを指定して使用する必要があります。

表 1. vdmutil コマンド認証オプション
オプション 説明
--authAs Connection Server インスタンスを認証する Horizon 管理者ユーザーの名前。domain\username またはユーザー プリンシパル名 (UPN) 形式を使用しないでください。
--authDomain --authAs オプションで指定された Horizon 管理者ユーザーの完全修飾ドメイン名。
--authPassword --authAs オプションで指定された Horizon 管理者ユーザーのパスワード。パスワードの代わりに "*" を入力すると、vdmutil コマンドでパスワードが要求され、慎重に扱う必要があるパスワードがコマンド ラインのコマンド履歴に残りません。

たとえば、次の vdmutil コマンドは、mydomain¥johndoe というユーザーをログインさせます。

vdmutil --listURLSetting --authAs johndoe --authDomain mydomain --authPassword secret 

コマンド出力

vdmutil コマンドは、操作が成功すると 0 を返し、失敗すると操作の失敗に固有の 0 以外のコードを返します。vdmutil コマンドは標準エラー出力にエラー メッセージを書き込みます。操作で出力が生成されたり、--verbose オプションを使用して詳細なログ記録が有効になっていると、vdmutil コマンドは標準出力に米国英語で出力を書き込みます。

URL コンテンツ リダイレクトのオプション

次の vdmutil コマンド オプションを使用して、URL コンテンツのリダイレクト設定を作成、割り当て、および管理できます。どのオプションも 2 つのダッシュ (--) の後に指定する必要があります。

表 2. URL コンテンツ リダイレクトの vdmutil コマンド オプション
オプション 説明
--addGroupURLSetting グループを特定の URL コンテンツリダイレクト設定に割り当てます。
--addUserURLSetting ユーザーを特定の URL コンテンツリダイレクト設定に割り当てます。
--createURLSetting URL コンテンツ リダイレクト設定を作成します。
--deleteURLSetting URL コンテンツ リダイレクト設定を削除します。
--disableURLSetting URL コンテンツ リダイレクト設定を無効にします。
--enableURLSetting --disableURLSetting オプションで無効にされた URL コンテンツ リダイレクト設定を有効にします。
--listURLSetting Connection Server インスタンスのすべての URL コンテンツ リダイレクト設定を一覧表示します。
--readURLSetting URL コンテンツ リダイレクト設定に関する情報を表示します。
--removeGroupURLSetting URL コンテンツ リダイレクト設定からグループ割り当てを削除します。
--removeUserURLSetting URL コンテンツ リダイレクト設定からユーザー割り当てを削除します。
--updateURLSetting 既存の URL コンテンツ リダイレクト設定を更新します。

vdmutil --help と入力して、すべての vdmutil オプションの構文情報を表示できます。特定のオプションの詳細な構文情報を表示するには、vdmutil --option --help と入力します。