UNC パス リダイレクト テンプレート ファイル (uncRedirection.admx) には、エージェントからクライアントへのリダイレトとクライアントからエージェントへのリダイレクトのルールを作成するためのグループ ポリシー設定が含まれています。テンプレート ファイルには、コンピュータ構成とユーザー設定の両方のポリシーが含まれます。設定はすべて、グループ ポリシー管理エディタの [VMware Horizon UNC リダイレクト] フォルダにあります。

次の表に、UNC パス リダイレクト テンプレート ファイルのグループ ポリシー設定の説明を記載します。

表 1. UNC パス リダイレクトのグループ ポリシー設定
設定 コンピュータ ユーザー プロパティ
Enable UNC Path Redirection X この設定は、UNC パスをリダイレクトできるかどうかを決定します。設定が「未構成」または「無効」の場合、機能が有効になっていないことを意味します。

デフォルトでは、この設定は構成されていません。

UNC Path Redirection Filter Rule X リダイレクトする UNC パスを指定します。この設定には次のオプションがあります。
  • [ブローカー ホスト名] - UNC パスをリモート デスクトップまたはアプリケーションにリダイレクトするときに使用するコネクション ブローカー ホストの IP アドレスまたは完全修飾名。
  • [リモート項目] - [エージェント ルール] で指定された UNC パスを処理できるリモート デスクトップまたはアプリケーション プールの表示名。
  • [クライアント ルール] - クライアントにリダイレクトする必要がある UNC パス。たとえば、クライアント ルールを .*mycompany\.com に設定している場合、mycompany.com という文字列を含むすべての UNC パスは、Windows ベースのクライアントにリダイレクトされ、クライアントのデフォルト アプリケーションで開かれます。
    注: リダイレクトされる UNC パスの範囲は、使用するルールの構文によって異なる場合があります。
    • ルール構文 .*mycompany\.com は、mycompany.com など、mycompany.com という文字列を含むすべての UNC パスのリダイレクトをサポートします。
    • ルール構文 .*\.mycompany\.com は、.mycompany.com という文字列を含むすべての UNC パスのリダイレクトをサポートします。ただし、ルート UNC パスのリダイレクトはサポートされません。たとえば、mycompany.com はリダイレクトされません。
  • [エージェント ルール] - [リモート項目] で指定されるリモート デスクトップまたはアプリケーションにリダイレクトする必要がある UNC パス。たとえば、[エージェント ルール].*mycompany.com と入力すると、mycompany.com という文字列が含まれるすべての UNC パスがリモート デスクトップまたはアプリケーションにリダイレクトされます。
    注: リダイレクトされる UNC パスの範囲は、使用するルールの構文によって異なる場合があります。
    • ルール構文 .*mycompany\.com は、mycompany.com など、mycompany.com という文字列を含むすべての UNC パスのリダイレクトをサポートします。
    • ルール構文 .*\.mycompany\.com は、.mycompany.com という文字列を含むすべての UNC パスのリダイレクトをサポートします。ただし、ルート UNC パスのリダイレクトはサポートされません。たとえば、mycompany.com はリダイレクトされません。

[クライアント ルール][エージェント ルール] に正規表現を入力できます。構文の詳細については、UNC パス リダイレクト ルールの構文を参照してください。

エージェント ルールを作成するときは、[ブローカー ホスト名]オプションを使用してコネクション ブローカー ホストの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名を指定し、[リモート項目] オプションを使用してデスクトップまたはアプリケーション プールの表示名を指定する必要があります。

デフォルトでは、この設定は有効になっています。
注: 複数のルールを設定する場合は、各ルールをセミコロンで区切ります。手動ラップはサポートされていません。