ユーザー認証の前に、使用可能なユーザー ドメインのリストを接続中のクライアントに送信できます。送信した場合、このリストがドロップダウン メニューに表示されます。
デフォルトでは、この情報は提供されませんが、Horizon Console で [ドメイン リストを送信] グローバル設定を有効にすると、情報を提供できます。
2 要素認証で事前認証を行うように設定されている Unified Access Gateway アプライアンスを介して環境に接続する場合は、ドメイン リストをクライアントに送信するほうが安全です。事前認証に成功するまで、ドメインのリストはクライアントに送信されません。Unified Access Gateway アプライアンスで 2 要素認証を設定する方法については、https://docs.vmware.com/jp/Unified-Access-Gateway/index.html にある『Unified Access Gateway』を参照してください。
[クライアントのユーザー インターフェイスでドメイン リストを非表示] の設定はクライアントのユーザー インターフェイスにのみ影響します。サーバがクライアントに提供する情報は変更されません。デフォルトでは、この設定は無効になっています。
ユーザーがサーバにログインするときに、[ドメイン リストを送信] が無効で、[クライアントのユーザー インターフェイスでドメイン リストを非表示] が有効になっていると、Horizon Client の [ドメイン] ドロップダウン メニューに *DefaultDomain* が表示され、[ユーザー名] テキスト ボックスにドメイン名(username@domain など)の入力が必要になる場合があります。複数のドメインが構成されているときに、ドメイン名を手動で入力しなかった場合、サーバへのログインに失敗します。
次の表に、[ドメイン リストを送信] と [クライアントのユーザー インターフェイスでドメイン リストを非表示] グローバル設定により、ユーザーのサーバへのログイン方法がどのように決まるのかを示します。
「ドメイン リストを送信」の設定 | 「クライアントのユーザー インターフェイスでドメイン リストを非表示」の設定 | ユーザーのログイン方法 |
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無効(デフォルト) | 有効(デフォルト) | [ドメイン] ドロップダウン メニューは表示されません。ユーザーは、[ユーザー名] テキスト ボックスに次のいずれかの値を入力する必要があります。
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無効 | 無効 | クライアントでデフォルトのドメインが設定されている場合、デフォルトのドメインが [ドメイン] ドロップダウン メニューに表示されます。クライアントがデフォルトのドメインを認識していない場合は、[ドメイン] ドロップダウン メニューに *DefaultDomain* が表示されます。ユーザーは、[ユーザー名] テキスト ボックスに次のいずれかの値を入力する必要があります。
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アクティベーション済み | アクティベーション済み | [ドメイン] ドロップダウン メニューは表示されません。ユーザーは、[ユーザー名] テキスト ボックスに次のいずれかの値を入力する必要があります。
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アクティベーション済み | 無効 | ユーザーは、[ユーザー名] テキスト ボックスにユーザー名を入力して、[ドメイン] ドロップダウン メニューからドメインを選択できます。あるいは、[ユーザー名] テキスト ボックスに次のいずれかの値を入力できます。
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