手動ファームか、複数セッションの Linux ホスト マシンの自動インスタント クローン ファームのいずれかをベースにして公開デスクトップ プールを作成できます。各公開デスクトップで、同時に複数のユーザー セッションをサポートできます。

公開デスクトップ プールと公開デスクトップには次の特徴があります。

  • 複数セッション公開デスクトップ プールと、単一セッションまたは複数セッションのアプリケーション プールがサポートされているのは、RHEL Workstation 7.9/8.x/9.x、Ubuntu 18.04/20.04/22.04、または Debian 10.x/11.x を実行している仮想マシンだけです。
  • 公開デスクトップ プールは、複数セッション モードが有効になっている Linux ホスト マシンのグループであるファームに関連付けられています。ファームは、自動化されたインスタント クローン ファームまたは手動ファームにすることができます。
  • Horizon 8 は、接続要求をアクティブなセッションの数が最小のホスト マシンに転送することによって、ファーム内のホストのロード バランシングを提供します。

前提条件

Linux ホスト マシンのファームを作成します。 Linux 仮想マシンの手動ファームの作成または Linux ホストでの自動インスタント クローン ファームの作成を参照してください。

手順

  1. Horizon Console で、[インベントリ] > [デスクトップ] の順に選択します。[追加] をクリックします。
    プールの構成ウィザードが表示されます。ウィザードの途中で、ナビゲーション ペインのページ名をクリックすると、前のページに戻ることができます。
  2. ウィザードの [タイプ] ページで、[RDS デスクトップ プール] を選択し、[次へ] をクリックします。
  3. ウィザードの [ デスクトップ プール ID ] ページで、プール ID、表示名、説明を入力します。
    プール ID は、 Horizon Console でプールを識別する一意の名前です。表示名は、ユーザーが Horizon Client にログインするときに表示される公開デスクトップ プールの名前です。表示名を指定しない場合は、表示名はプール ID と同じになります。
    [次へ] をクリックして、構成ウィザードの次のページに進みます。
  4. ウィザードの [デスクトップ プールの設定] ページで、必要な設定を行います。
    設定 説明
    [状態]
    • [有効化]:デスクトップ プールは作成後に有効になり、すぐに使用できます。
    • [無効化]:デスクトップ プールは作成後に無効になり、使用できません。またプールのプロビジョニングも停止します。展開後にテストなどの標準メンテナンスのような作業を行う場合にはこの設定が適しています。

      この状態が有効の場合、リモート デスクトップは使用できません。

    デフォルト値は [有効化] です。

    [Connection Server の制限]

    特定の Connection Server からデスクトップ プールへのアクセスを制限するには、[参照] をクリックして、1 台以上の Connection Server を選択します。デフォルト値は [制限なし] です。

    VMware Workspace ONE Access からデスクトップへのアクセスを提供することを意図して Connection Server 制限を構成すると、これらのデスクトップが実際には制限されている場合でも VMware Workspace ONE Access アプリケーションでユーザーにデスクトップが表示されることがあります。VMware Workspace ONE Access ユーザーはこれらのデスクトップを起動できません。

    [カテゴリ フォルダ]

    Windows クライアント デバイスのデスクトップ プール資格に、スタート メニューのショートカットを含むカテゴリ フォルダの名前を指定できます。この設定を行うには、[参照] をクリックします。デフォルト値は [無効化] です。

    [クライアントの制限]

    資格を付与されたデスクトップ プールへの特定のクライアント コンピュータからのアクセスを制限するかどうかを選択します。

    デスクトップ プールへのアクセスを許可するコンピュータの名前を Active Directory セキュリティ グループに追加する必要があります。デスクトップ プール資格にユーザーまたはグループを追加するときに、このセキュリティ グループを選択できます。

    デフォルトでは、この設定は無効になっています。

    [次へ] をクリックして、構成ウィザードの次のページに進みます。
  5. ウィザードの [RDS ファームの選択] ページで、既存のファームを選択するか、このプールにファームを作成します。[次へ] をクリックします。
  6. ウィザードの [設定内容の確認] ページで設定を確認し、[送信] をクリックして公開デスクトップ プールを作成します。

次のタスク

プールにアクセスするための資格をユーザーに付与します。VMware Horizon ドキュメントポータルにある『Horizon 8 の管理』で「ユーザーとグループの資格付与」を参照してください。