フル仮想マシンまたはインスタント クローンの自動デスクトップ プールを使用すると、デスクトップ マシンの名前のリストを指定するか、名前付けパターンを指定することができます。

マシン名を手動で設定する場合は、各行に一意のマシン名を指定する必要があります。

名前付けパターンを指定する場合、VMware Horizon 8 ではユーザーが必要とするときに動的にマシンを作成して割り当てることができます。

次の表では、2 つの名前付け方法を比較し、それぞれの方法がデスクトップ プールの作成および管理方法にどのような影響を及ぼすかを示します。

表 1. マシンの手動での名前付けまたはマシン名前付けパターンの指定
機能 マシン名前付けパターンの使用 マシンの手動での名前付け
マシン名 マシン名は、番号を名前付けパターンに付加することで、生成されます。

詳細については、自動 Linux デスクトップ プールでの名前付けパターンの使用を参照してください。

新しい仮想マシンの作成に使用される名前を入力します。

名前は、フローティング割り当てプールと専用割り当てプールの両方に使用できます。専用デスクトップ プールの場合は、必要に応じてユーザー名を指定します。フローティング デスクトップ プールの場合、特定のユーザー名は無視されます。

専用割り当てプールでは、ユーザー名とマシン名を列挙してユーザーとマシンを関連付けることができます。

専用インスタント クローン プールとフローティング インスタント クローン プールには、[メンテナンス モードでマシンを開始] を使用できません。

詳細については、マシン名のリストの指定を参照してください。

プール サイズ 管理者がマシンの最大数を指定します。 仮想マシンを手動で指定している場合、専用インスタント クローン プールとフローティング インスタント クローン プールに [マシンの最大数] は使用できません。マシン名のリストによってマシンの数が決まります。
プールにマシンを追加する場合 最大プール サイズを増やすことができます。 リストにマシン名を追加できます。

詳細については、名前のリストによってプロビジョニングされる自動プールへのマシンの追加を参照してください。

オンデマンド プロビジョニング 利用可能。

Horizon 8 は、ユーザーが初めてログインするとき、または管理者がユーザーにマシンを割り当てるときに、指定されている最小数およびスペア数のマシンを動的に作成してプロビジョニングします。

Horizon 8 は、管理者がプールを作成するときにも、すべてのマシンを作成してプロビジョニングできます。

利用不可。

専用プールとフローティング プールの両方で名前が手動で指定されている仮想マシンでは、オンデマンドでのマシンのプロビジョニングが無効になります。

初期カスタマイズ 利用可能。

マシンのプロビジョニング時に、Horizon 8 は選択されたカスタマイズ仕様を実行できます。

利用可能。

マシンのプロビジョニング時に、Horizon 8 は選択されたカスタマイズ仕様を実行できます。

専用マシンの手動カスタマイズ

マシンをカスタマイズし、ユーザーがマシンにアクセスできるようにするには、各マシンの所有権を削除し、再度割り当てる必要があります。初回のログイン時にマシンを割り当てるかどうかによって、これらの手順の実行が 2 回必要になる場合があります。メンテナンス モードではマシンを起動できません。プールが作成された後、マシンを手動でメンテナンス モードにすることができます。 所有権を再度割り当てなくても、マシンをカスタマイズしてテストできます。

専用インスタント クローン プールまたはフローティング インスタント クローン プールには、[メンテナンス モードでマシンを開始] を使用できません。

詳細については、自動プール内の Linux マシンの手動カスタマイズを参照してください。

動的または固定プール サイズ 動的。

専用割り当てプール内のマシンからユーザー割り当てを削除した場合、マシンは使用可能なマシンのプールに返されます。

フローティング割り当てプールでログアウト時にマシンを削除することを選択した場合は、プール サイズがアクティブなユーザー セッションの数に応じて拡大または縮小することがあります。

固定。

プールには、マシン名のリストで指定した数のマシンが含まれます。

マシンに手動で名前を付けた場合は、[ログオフ時にマシンを削除する] の設定を選択できません。

スペア マシン Horizon 8 が新しいユーザーのためにパワーオン状態を維持しておくスペア マシンの数を指定できます。

Horizon 8 は、指定された数を維持するために新しいマシンを作成します。最大プール サイズに達すると、Horizon 8 はスペア マシンの作成を停止します。

Horizon 8 は、プールの電源ポリシーが [パワーオフ] または [サスペンド] に設定されている場合、または電源ポリシーが設定されていない場合でも、スペア マシンをパワーオン状態で維持します。

仮想マシンを手動で指定している場合、専用インスタント クローン プールとフローティング インスタント クローン プールに [予備(パワーオン状態)のマシン] は使用できません。
ユーザー割り当て 専用割り当ておよびフローティング割り当てプールに対して名前付けパターンを使用できます。 専用割り当ておよびフローティング割り当てプールに対してマシン名を指定できます。
注: フローティング割り当てプールでは、ユーザー名をマシン名に関連付けることはできません。マシンは、関連付けられたユーザー専用ではありません。フローティング割り当てプールでは、ログインするユーザーは、現在使用されていないすべてのマシンにアクセスできます。