リモート デスクトップ ディスプレイのイメージ品質を調整して、ユーザーの使用環境を向上できます。イメージ品質を向上すると、ネットワーク接続が最適な状態でない場合でも、一貫性のあるユーザーの使用環境を維持できます。
デスクトップ セッションで使用されるビデオ エンコーダー
デスクトップ セッションで使用されるビデオ エンコーダーは、デスクトップとクライアント システムの両方の処理能力に依存します。ユーザーがセッションを開くと、Horizon 8 はデスクトップとクライアントのハードウェアおよびソフトウェアの機能を評価し、その両方でサポートされている最も優先度の高いエンコーダーを選択します。
たとえば、次のすべてのコンポーネントが HEVC をサポートするか、許可するように構成されている場合、Horizon 8 は HEVC を使用します。
- Linux デスクトップ システム
- Linux デスクトップの Horizon Agent
- クライアント システム
- クライアント システムの Horizon Client
コンポーネントのいずれかが HEVC をサポートしていない場合、Horizon 8 は、すべてのコンポーネントでサポートされ、優先度リストの次のエンコーダーを選択します。
vGPU テクノロジーを使用しているセッションでは、Horizon 8 は、次の優先度でエンコーダーを選択します。
- HEVC YUV 4:4:4
- H.264 YUV 4:4:4
- HEVC
- H.264
- スイッチ エンコーダ
- BlastCodec
vGPU 以外のセッションでは、Horizon 8 は、次の優先度でエンコーダーを選択します。
- スイッチ エンコーダ
- H.264
- BlastCodec
VMware Blast Extreme プロトコル設定の例
VMwareBlastServer およびその関連プラグインでは、構成ファイル /etc/vmware/config が使用されます。
オプション名 | パラメータ | 高速 LAN | LAN | 専用 WAN | ブロードバンド WAN | 低速 WAN | 超低速 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
バンド幅設定 | RemoteDisplay.maxBandwidthKbps | 1000000 (1 Gbps) | 1000000 (1 Gbps) | 1000000 (1 Gbps) | 5000 (5 Mbps) | 2000 (2 Mbps) | 1000 (1 Mbps) |
最大 FPS | RemoteDisplay.maxFPS | 60 | 30 | 30 | 20 | 15 | 5 |
オーディオ再生 | RemoteDisplay.allowAudio | TRUE | TRUE | TRUE | TRUE | TRUE | FALSE |
表示品質 (JPEG/PNG) | RemoteDisplay.maxQualityJPEG | 90 | 90 | 90 | 70 | 60 | 50 |
表示品質 (JPEG/PNG) | RemoteDisplay.midQualityJPEG | 35 | 35 | 35 | 35 | 35 | 35 |
表示品質 (JPEG/PNG) | RemoteDisplay.minQualityJPEG | 25 | 25 | 25 | 20 | 20 | 20 |
表示品質(H.264 または HEVC) | RemoteDisplay.qpmaxH264 | 28 | 36 | 36 | 36 | 36 | 42 |
表示品質(H.264 または HEVC) | RemoteDisplay.qpminH264 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 |