Connection Server が、vCenter Server によって管理される仮想マシンと通信できるようにするには、それらの仮想マシンに Horizon Agent をインストールする必要があります。フル クローン デスクトップ プールのテンプレート、リンク クローン デスクトップ プールの親、インスタントクローン デスクトップ プールのマスター イメージ、および手動デスクトップ プール内のマシンとして使用するすべての仮想マシンに Horizon Agent をインストールします。

Horizon Agent のサイレント インストールを実行すると、ウィザードのプロンプトに応答することなく複数の Windows 仮想マシンに Horizon Agent をインストールできます。Horizon Agent のサイレント インストールを参照してください。Horizon Agent のサイレント インストールを参照してください。

Horizon Agent ソフトウェアは、セキュリティ サーバ、Connection Server、View Composer など、他の Horizon ソフトウェア コンポーネントと同じ仮想マシンまたは物理マシンにインストールできません。Horizon Clientでは共在できます。

前提条件

  • Active Directory の準備が整っていることを確認してください。『Horizon 8 インストールとアップグレード』ドキュメントを参照してください。
  • リモート デスクトップの展開のためにゲスト OS を準備します。リモート デスクトップの展開のためのゲスト OS の準備を参照してください。
  • Windows Server 仮想マシンを RDS ホストとしてではなく、単一セッションの仮想デスクトップとして使用するには、デスクトップで使用するための Windows Server OS の準備に説明されている手順を実行します。Windows Server 仮想マシンを RDS ホストとして使用するには、『Horizon 8 での Windows デスクトップとアプリケーション』ドキュメントの「リモート デスクトップ サービス (RDS) ホストで使用する Windows Server オペレーティング システムの準備」を参照してください。
  • マシンに Microsoft Visual C++ Redistributable パッケージがインストールされている場合、パッケージのバージョンが 2005 SP1 以降であることを確認します。パッケージのバージョンが 2005 以前の場合、パッケージのアップグレードまたはアンインストールのいずれかが可能です。
  • VMware 製品ページ http://www.vmware.com/go/downloadview から、Horizon Agent インストーラ ファイルをダウンロードします。
  • 仮想マシンに対して管理者権限を持っていることを確認します。
  • Horizon Agent のカスタム セットアップ オプションについて理解しておきます。Horizon Agent カスタム セットアップ オプションを参照してください。
  • Horizon Agent インストール プログラムによってファイアウォール上で開かれる TCP ポートについて理解しておきます。詳細については、『Horizon の概要と展開計画』ドキュメントを参照してください。
  • Horizon Agent をインストールするか、バージョン 7.x 以降からアップグレードする場合は、CPU が 2 個以上あることを確認します。
  • LSA が有効になっているマシンに Horizon Agent をインストールする場合は、PowerShell を使用して、システムで認証情報ガードと LSA 保護モードが有効になっていることを確認します。
    注: Horizon Agent インストーラ バージョン 7.11 は、LSA が有効になっているマシンをサポートします。LSA が有効なマシンに Horizon Agent バージョン 7.9 以前のバージョンをインストールしようとすると、インストーラがインストール プロセスをロールバックし、インストールが失敗します。システムで LSA 保護が有効になっているシステムで Horizon Agent バージョン 7.9 以前からアップグレードする場合は、 Horizon Agent インストーラを実行する前に LSA 保護を無効にする必要があります。システムで LSA 保護を無効にできない場合は、VMware テクニカル サポートに連絡して回避策を確認してください。

手順

  1. Horizon Agent のインストール プログラムを開始するには、インストーラ ファイルをダブルクリックします。
    インストーラのファイル名は、 VMware-Horizon-Agent-x86-y.y.y-xxxxxx.exe です。 y.y.y はバージョン番号、 xxxxxx はビルド番号です。
  2. VMware のライセンス条件に同意します。
  3. リモート デスクトップ セッション ホスト (RDSH) ロールがインストールされていない Windows Server マシンに Horizon Agent をインストールする場合、Horizon Agent のプロンプトが表示され、Horizon Agent を RDS モードまたはデスクトップ モードでインストールするように指示されます。デフォルトでは、システムに RDSH ロールがすでにインストールされている場合、Horizon Agent インストーラは Horizon Agent を RDS モードでインストールします。
    • [RDS モード] を選択すると、インストーラはリモート デスクトップ セッション ホスト (RDSH) ロールとデスクトップ エクスペリエンス ロールをインストールし、システムの再起動を求めるプロンプトを表示します。ロールがインストールされ、システムが再起動したら、再びインストーラを起動して、RDS モードで Horizon Agent のインストールを続行します。
    • [デスクトップ モード] を選択すると、インストーラは、公開デスクトップ機能を使用できない単一ユーザー仮想デスクトップとして Horizon Agent をインストールします。
  4. インターネット プロトコル (IP) バージョンとして、[IPv4] または [IPv6] を選択します。
    すべての Horizon コンポーネントを同じ IP バージョンでインストールする必要があります。
  5. FIPS モードを有効にするか無効にするかを選択します。
    このオプションは、Windows で FIPS モードが有効になっている場合にのみ使用可能です。
  6. カスタム セットアップのオプションを選択します。
  7. インストール先フォルダを受け入れるか、変更します。
  8. Horizon Agent インストール プログラムの指示に従ってインストールを終了します。
    注: ゲスト OS の準備中にリモート デスクトップ サポートを有効にしなかった場合は、 Horizon Agent インストール プログラムから有効にするよう求められます。 Horizon Agent のインストール中にリモート デスクトップ サポートを有効にしない場合は、インストールの終了後に手動で有効にする必要があります。
  9. USB リダイレクト オプションを選択した場合は、仮想マシンを再起動して USB サポートを有効にします。
    さらに、 [新しいハードウェアが見つかりました] ウィザードが起動する場合があります。仮想マシンを再起動する前に、ウィザードの指示に従ってハードウェアを構成します。

次のタスク

仮想マシンが複数の NIC を使用する場合は、Horizon Agent が使用するサブネットを構成します。Horizon Agent のための複数の NIC を使用する仮想マシンの構成を参照してください。