リモート デスクトップを複数のモニターに展開して表示できます。高解像度モニターを使用している場合は、リモート デスクトップまたはアプリケーションを高解像度で表示できます。
[すべてのモニター] 表示モードを選択して、リモート デスクトップを複数のモニターで表示できます。[すべてのモニター] モードを使用しているときに、[最小化] ボタンをクリックしてからウィンドウを最大化すると、ウィンドウは [すべてのモニター] モードに戻ります。同様に、[全画面表示] モードを使用しているときに、ウィンドウを最小化してから最大化すると、ウィンドウは 1 台のモニターで [全画面表示] モードに戻ります。
複数のモニターがある環境における [すべてのモニター] の使用
表示プロトコルにかかわらず、リモート デスクトップで複数のモニターを使用できます。Horizon Client がすべてのモニターを使用している際にアプリケーション ウィンドウを最大化すると、アプリケーションが表示されているモニターだけでウィンドウが全画面表示に拡大します。
Horizon Clientは以下のモニター設定をサポートします。
- 2 台のモニターを使用する場合、同じモードにする必要はありません。たとえば、外部モニター接続されているノートパソコンを使用している場合、外部モニターはポートレート モードまたはランドスケープ モードにできます。
- 2 台のモニターを使用している場合に限り、モニターは、並べるか 2 つずつ重ねることができます。合計の高さが 4096 ピクセル未満の場合に限り、縦に重ねることができます。
- 3D レンダリング機能を使用するには、VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用する必要があります。最大 1920 x 1200 の解像度で最大 2 台のモニターを使用できます。4K (3840 x 2160) の解像度の場合、1 台のモニターのみがサポートされます。
注: Windows 7 および Windows 8.x の仮想デスクトップは、 Horizon Agent 2006 以降でサポートされていません。
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VMware Blast 表示プロトコルでは、リモート デスクトップの 8K (7680 x 4320) の画面解像度がサポートされます。2 台の 8K ディスプレイがサポートされています。デスクトップ仮想マシンのハードウェア バージョンは、14(ESXi 6.7 以降)にする必要があります。仮想マシンには、8K ディスプレイをサポートするのに十分なシステム リソースを割り当てる必要があります。GRID ベースのデスクトップでサポートされているモニター構成と NVIDIA vGPU プロファイルの詳細ついては、NVIDIA の Web サイトで『仮想 GPU ソフトウェア ユーザーガイド』を参照してください。この機能は、Windows クライアントでのみサポートされます。
VMware Blast 表示プロトコルでは、リモート デスクトップの 8K (7680 x 4320) の画面解像度がサポートされます。2 台の 8K ディスプレイがサポートされています。デスクトップ仮想マシンのハードウェア バージョンは、14(ESXi 6.7 以降)にする必要があります。仮想マシンには、8K ディスプレイをサポートするのに十分なシステム リソースを割り当てる必要があります。GRID ベースのデスクトップでサポートされているモニター構成と NVIDIA vGPU プロファイルの詳細ついては、NVIDIA の Web サイトで『仮想 GPU ソフトウェア ユーザーガイド』を参照してください。この機能は、Windows クライアントでのみサポートされます。
- VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルでは、リモート デスクトップの 4K (3840 x 2160) の画面解像度がサポートされます。サポートされる 4K ディスプレイの数は、デスクトップ仮想マシンのハードウェア バージョンと Windows 10 のバージョンによって異なります。
ハードウェア バージョン サポートされる 4K ディスプレイの数 10(ESXi 5.5.x 互換) 1 11(ESXi 6.0 互換) 3 11 1 13、14 以降 1(3D レンダリング機能が有効の場合)
4(3D レンダリング機能が無効の場合)
最高のパフォーマンスを得るために、少なくとも 2 GB の RAM と 2 個の vCPU がある仮想マシンを推奨します。この機能では、ネットワーク遅延が小さく、パッケージ損失率が低く、1000 Mbps のバンド幅が確保されるような良好なネットワーク環境が求められる場合があります。
注: リモート デスクトップの画面解像度が 3840 x 2160 (4K) に設定されると、画面上の項目が小さく表示される場合があり、リモート デスクトップの [画面の解像度] ダイアログ ボックスを使用してテキストやその他の項目を大きくできない場合があります。Windows クライアントの場合、クライアント マシンの DPI を適切に設定し、DPI 同期機能を有効にして、クライアント マシンの DPI 設定をリモート デスクトップにリダイレクトできます。 - Microsoft RDP 7 を使用する場合、リモート デスクトップの表示に使用できるモニターは最大 16 台です。
- Microsoft RDP 表示プロトコルを使用する場合は、Microsoft リモート デスクトップ接続 (RDC) 6.0 以降がリモート デスクトップにインストールされている必要があります。
複数のモニターがある環境におけるモニター 1 台の使用
複数台のモニターがある環境で Horizon Client にその中の 1 台のモニターのみを使用させる場合、[すべてのモニター] 以外のモードでリモート デスクトップ ウィンドウを開くように選択できます。デフォルトでは、ウィンドウはプライマリ モニターで開きます。詳細については、『Horizon Client for Windows ガイド』ドキュメントを参照してください。
高解像モードの使用
一部のクライアントのタイプで VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用する場合、Horizon Clientでは、高解像度ディスプレイが搭載されたクライアント システムの高解像度もサポートされます。高解像度モードを有効にするオプションは、クライアント システムが高解像度ディスプレイをサポートしている場合のみ表示されます。
仮想マシンで vGPU を構成すると、ハードウェア エンコードがデフォルトで有効になります。使用するビデオ メモリが 1 GB 未満で、NVENC メモリの制限でソフトウェア デコーダを使用する vGPU プロファイルを除き、サポートされるすべてのマルチモニタ設定でハードウェア エンコードが有効になります。「https://docs.nvidia.com/grid/4.3/grid-vgpu-release-notes-vmware-vsphere/index.html」で「NVENC では 1 GB 以上のフレーム バッファが必要」を参照してください。