接続サーバがクライアントからの要求に使用できるリソースは限られています。誤動作したクライアントがこれらのリソースを占有してしまうと、他のクライアントが要求を処理できなくなります。クライアント動作をモニタリングすることで、誤動作を検出し、回避することができます。 次に参照するドキュメント ハンドシェイクの監視ポート 443 の TLS ハンドシェイクは設定された期間内に完了する必要があります。完了できなかった場合には、強制的に終了されます。デフォルトの期間は 10 秒間です。スマート カード認証が有効になっている場合、ポート 443 の TLS ハンドシェイクは 100 秒以内に完了する必要があります。 要求受信のモニタリングHTTP 要求は 30 秒以内に完全に受信する必要があります。それ以外の場合、接続が強制的に終了します。 要求数1 つのクライアントから 1 分あたり 100 を超える HTTP 要求が送信されることは想定されていません。しかしながら、デフォルトでは、このしきい値を超えても何も起こりません。 クライアントの拒否リストへの登録このタイプの保護機能は、正しく設定していないとパフォーマンスが低下したり、ユーザーに不快感を与えるため、デフォルトでは無効になっています。Unified Access Gateway アプライアンスなどのゲートウェイを使用している場合は、すべてのクライアント接続が同じ IP アドレスで表されるため、クライアントの拒否リストへの登録を有効にしないでください。 動作モニタリングのプロパティこれらのプロパティを使用すると、クライアントの動作をモニタリングできます。これらのプロパティには、誤動作を検出して回避するためのプロパティが含まれます。 親トピック: 他の保護手段