イメージを最適化するには、次のコマンド ライン パラメータを使用できます。

VMwareOSOptimizationTool.exe

[-v]

[-r report_file_path_name]

[-o [default | all | recommended | mandatory | none]]

[-applyoptimization settings_file.json]

[-t template]

[-reboot | -shutdown]

ここで

パラメータ 説明
-v 詳細モードを有効にすると、詳細なメッセージが表示されます。
[-r report_file_path_name] 分析レポートを指定した名前のファイルに保存します。
[-o [default | all | recommended | mandatory | none]] 指定したレベル以上の項目を最適化します。-o パラメータが指定されていない場合、最適化は実行されません。
[-applyoptimization settings_file.json] 指定した JSON ファイルに基づいて最適化を適用します。

JSON ファイルは、OS Optimization Tool ユーザー インターフェイスの [最適化] タブに作成されます。イメージの最適化の手順 1 ~ 7 に従います。

[-t template] 最適化に使用するテンプレートを指定します。テンプレートには、デフォルトのテンプレート リポジトリのテンプレート名、またはテンプレート ファイルの絶対パスを指定できます。このパラメータを指定しない場合、デフォルトのテンプレートが使用されます。
[-reboot | -shutdown] すべての操作が完了した後、コンピュータを再起動またはシャットダウンします。

  • 最適化を実行せずに分析レポートを生成します。

    VMwareOSOptimizationTool.exe -r c:\reports\

  • デフォルトのテンプレートとデフォルトの選択項目を使用してイメージを最適化します。

    VMwareOSOptimizationTool.exe -o

  • 推奨項目と必須項目に対してのみ、デフォルトのテンプレートを使用して最適化します。詳細メッセージを表示します。

    VMwareOSOptimizationTool.exe -o recommended -v

  • 以前に選択した項目を含む JSON ファイルから、最適化の選択をインポートして最適化します。
  • VMwareOSOptimizationTool.exe -o -v -applyoptimization my-settings.json
  • 指定された VMware テンプレートを使用して、デフォルトのすべての選択項目を最適化します。

    VMwareOSOptimizationTool.exe -o -t "VMware Templates\Windows 10 and Server 2016 or later"

  • 指定されたカスタム テンプレートを使用して、デフォルトのすべての選択項目を最適化します。

    VMwareOSOptimizationTool.exe -o -t "My Templates\My Windows 10 or Server 2016 and later"

  • 指定されたテンプレート ファイルを使用して、デフォルトのすべての選択項目を最適化します。

    VMwareOSOptimizationTool.exe -o -t c:\temp\myTmpl.xml

  • デフォルトのテンプレートとデフォルトの選択項目を使用して最適化します。ファイルに出力を書き込みます。

    VMwareOSOptimizationTool.exe -o -v > c:\temp\mylog.txt 2>&1

共通オプションの制御

最適化コマンドの実行中に共通オプションを指定できます。

VMwareOSOptimizationTool.exe -o

[-v]

[-SyncHkuWithHkcu [enable | disable]]

[-visualeffect [performance | balanced | quality | enablehardwareacceleration]]

[-notification [enable | disable]]

[-windowsupdate [enable | disable]]

[-officeupdate [enable | disable]]

[-windowsSearch [enablecortana | searchboxasicon]]

[-storeapp [keep-all | remove-all [--exclude [Alarms | ScreenSketch | Camera | SoundRecorder | Calculator | StickyNotes | MSPaint | Photos | WebExtension]]]

[-background #000000]

[-firewall [enable | disable]]

[-antivirus [enable | disable]]

[-securitycenter [enable | disable]]

ここで

パラメータ 説明
[-v] 詳細モードを有効にし、詳細なメッセージを表示します。
[-SyncHkuWithHkcu [enable | disable]] HKCU(現在のユーザー)レジストリ キーとデフォルトのユーザー レジストリ ハイブの同期を有効または無効にするかどうかを指定します。デフォルトのユーザー レジストリは、新しいユーザー プロファイルの作成に使用されます。

デフォルトでは、このパラメータは有効になっています。

[-visualeffect [performance | balanced | quality | enablehardwareacceleration]] 視覚効果レベルを指定します。
  • Performance は、すべての視覚効果設定を無効にし、パフォーマンスを優先します。
  • Balanced は、「画面フォントの縁を滑らかにする」と「デスクトップのアイコン名に影を付ける」を除く、すべての視覚効果設定を無効にします。
  • Quality は、すべての視覚効果設定が有効にします。この場合、ユーザー エクスペリエンスが優先されますが、リソースの消費量が増えます。
  • Enablehardwareacceleration は、アプリケーションでハードウェア アクセラレーションを有効にします。この設定は、ホストで GPU カードを使用する場合にお勧めします。
[-notification [enable | disable]] システム通知を有効にするか無効にするかを指定します。これには、バルーン ヒント、ロック画面通知、セキュリティとメンテナンスの通知などが含まれます。
[-windowsupdate [enable | disable]] Windows Update を有効にするか無効にするかを指定します。有効にすると、Windows の更新ファイルがダウンロードされてインストールされます。非パーシステント デスクトップでは、Windows 更新を無効にし、ゴールド仮想マシンとプールのアップデートで更新を行うことを強くお勧めします。
[-officeupdate [enable | disable]] Office 365、2016、2019(クイック実行)の更新サービスを有効にするかどうかを指定します。
[-windowsSearch [enablecortana | searchboxasicon]] Cortana を有効にし、Cortana のタスクバー エントリを虫眼鏡に変更するかどうかを指定します。
  • enablecortana は、Cortana とその検索機能を使用できるようにします。
  • Searchboxasicon は、タスクバーの検索ボックスを入力フィールドではなく、虫眼鏡アイコンで表示します。
[-storeapp [keep-all | remove-all [--exclude [Alarms | ScreenSketch | Camera | SoundRecorder | Calculator | StickyNotes | MSPaint | Photos | WebExtension]]] 削除する Windows ストア アプリケーションを指定します。
  • keep-all は、すべての Windows ストア アプリケーションを保持します。
  • remove-all は、すべての Windows ストア アプリケーションを削除します。
  • --exclude は、特定のアプリケーションを保持するために、remove-all パラメータと一緒に使用されます。

[-background #000000]

背景(壁紙)を単色に設定します。#000000 は色の 16 進数の値です。使用可能な色と対応する 16 進数の値のリストについては、https://htmlcolorcodes.com/color-names/を参照してください。

[-firewall [enable | disable]]

Windows ファイアウォールを有効にするかどうかを指定します。デフォルトでは有効になっています。

[-antivirus [enable | disable]]

OS に組み込まれたウイルス対策を有効にするかどうかを指定します。デフォルトでは有効になっています。
[-securitycenter [enable | disable]] セキュリティ センターを有効にするかどうかを指定します。デフォルトでは有効になっています。