vdmadmin コマンドと -L オプションを使用して、専用プールのマシンをユーザーに割り当てることができます。

構文

vdmadmin -L [-b authentication_arguments] -d desktop -m  machine -u domain\user
vdmadmin -L [-b authentication_arguments] -d desktop [-m machine | -u domain\user] -r

使用上の注意

VMware Horizon は、ユーザーが初めて専用デスクトップ プールに接続するときに、そのユーザーにマシンを割り当てます。状況によっては、事前にマシンをユーザーに割り当てた方がよい場合があります。たとえば、ユーザーが最初に接続する前に、ユーザーのシステム環境を準備しておくことができます。VMware Horizon によって専用プールから割り当てられたリモート デスクトップにユーザーが接続すると、そのデスクトップをホストする仮想マシンは、その有効期間を通して同じユーザーに割り当てられたままになります。専用プールに属する単一のマシンにユーザーを割り当てることができます。

資格のある任意のユーザーにマシンを割り当てることができます。これは、Connection Server インスタンス上での View LDAP データの損失から復旧する場合、または特定のマシンの所有権を変更する場合に行うことをお勧めします。

VMware Horizon によって専用プールから割り当てられたリモート デスクトップにユーザーが接続すると、そのリモート デスクトップは、デスクトップをホストする仮想マシンの有効期間を通して同じユーザーに割り当てられたままになります。ユーザーが組織を離れた場合、デスクトップへのアクセスが不要になった場合、または今後別のデスクトップ プールのデスクトップを使用する場合は、そのユーザーへのマシンの割り当てを削除する必要があることがあります。特定のデスクトップ プールにアクセスするすべてのユーザーへの割り当てを削除することもできます。

オプション

次の表に、デスクトップをユーザーに割り当てたり、割り当てを削除したりするためのオプションを示します。

表 1. 専用デスクトップの割り当てのオプション
オプション 説明
-d desktop デスクトップ プールの名前を指定します。
-m machine リモート デスクトップをホストする仮想マシンの名前を指定します。
-r 指定したユーザーへの割り当て、または指定したマシンへのすべての割り当てを削除します。
-u domain\user ユーザーのログイン名およびドメインを指定します。

デスクトップ プール dtpool1 のマシン machine2 を、CORP ドメインのユーザー Jo に割り当てます。

vdmadmin -L -d dtpool1 -m machine2 -u CORP\Jo

CORP ドメインのユーザー Jo に対する、プール dtpool1 のデスクトップの割り当てを削除します。

vdmadmin -L -d dtpool1 -u Corp\Jo -r

デスクトップ プール dtpool3 のマシン machine1 に対するユーザーの割り当てをすべて削除します。

vdmadmin -L -d dtpool3 -m machine1 -r