vdmadmin コマンドと -M オプションを使用すると、インスタント クローン仮想マシンをディスク容量再利用の対象として指定することができます。VMware Horizon は、インスタント クローン OS ディスク上の未使用容量が Horizon Console で指定した最小しきい値に達するのを待たずに、ESXi ホストにその OS ディスク上のディスク容量を再利用するように指示します。

構文

vdmadmin -M [-b authentication_arguments] -d desktop -m machine -markForSpaceReclamation

使用上の注意

このオプションを使用すると、デモまたはトラブルシューティングの目的で特定の仮想マシン上でディスク容量再利用を開始することができます。

停電期間が有効なときは、このコマンドを実行しても、容量の再利用は行われません。

このオプションを使用する前に、『Horizon での Windows デスクトップとアプリケーション』ドキュメントの「インスタント クローンでのディスク容量の再利用」を参照してください。このオプションは、vSphere 6.7 より前の非 vSAN データストアにのみ適用されます。この場合、容量再利用は Horizon によって実行されます。

オプション

表 1. 仮想マシンのディスク容量を再利用するためのオプション
オプション 説明
-d desktop デスクトップ プールの名前を指定します。
-m machine 仮想マシンの名前を指定します。
-MarkForSpaceReclamation 仮想マシンをディスク容量再利用の対象として指定します。

デスクトップ プール pool1 の仮想マシン machine3 を、ディスク容量再利用の対象として指定します。

vdmadmin -M -d pool1 -m machine3 -markForSpaceReclamation