既知の問題により、リモート デスクトップを全画面表示モードで起動したときに、画面の中央にウィンドウのタスクバーが表示されます。これは、SLED/SLES 仮想マシンのデフォルトの GNOME シェル ウィンドウ リスト拡張機能が原因で発生しています。このトピックでは、表示の問題を解決する方法について説明します。

クライアント ユーザーは、全画面表示モードを終了して再度このモードに切り替えることで、タスクバーの表示位置を修正できます。プロビジョニングされたすべてのデスクトップでこの問題を修正するには、SLED/SLES 仮想マシンで、GNOME シェル ウィンドウ リスト拡張機能を最新のバージョンに更新します。

前提条件

Firefox バージョン 56 以降が、SLED/SLES マシンにインストールされていることを確認します。更新された GNOME シェル ウィンドウ リスト拡張機能を使用するには、このブラウザ バージョンが必要です。

手順

  1. SLED/SLES マシンの Firefox から、https://extensions.gnome.org/local/にある GNOME シェル拡張機能のサイトに移動します。
  2. [Click here to install browser extension] をクリックします。
  3. [Continue to installation] をクリックします。
  4. [追加] をクリックします。
  5. [Allow this extension to run in Private Windows] チェックボックスを選択して、[Okay, Got it] をクリックします。
  6. Web ページを更新し、拡張機能のリストで [Windows List] のエントリを探します。そのエントリの横にある緑色の更新ボタンをクリックします。
    更新されたウィンドウ リスト拡張機能がマシンにインストールされます。インストールを確認するには、Web ページを更新して、 [Windows List] エントリの横に緑色の更新ボタンが表示されていないことを確認します。

結果

この SLED/SLES マシンからプロビジョニングされたリモート デスクトップの画面の下部に、ウィンドウのタスクバーが正しく表示されます。