新しいイメージを使用してプール全体を更新する前に、プールのサブセットで試して、新しいイメージが機能し、ユーザーがログインできることを確認するシナリオについて考えてみましょう。この機能を使用すると、管理者はプール全体を更新するか、更新するマシンのセットを指定することができます。これにより、単一のデスクトップ プールで 2 つのイメージを同時にサポートできます。

セカンダリ イメージを使用したプール内の特定の仮想マシンへのパッチ適用

セカンダリ イメージを使用している場合、パッチ適用プロセスのワークフローは次のようになります。
  • 更新されたオペレーティング システム イメージまたはアプリケーションに基づいて、セカンダリ ゴールド イメージとスナップショットを準備します。
  • セカンダリ ゴールド イメージとスナップショットを使用して、イメージのプッシュ操作を実行します。この操作には 2 つのオプションがあります。
    • セカンダリ イメージを公開するが、プール内のマシンにはすぐに適用しない。
    • セカンダリ イメージを公開し、プール内の選択したマシンにすぐに適用する。
  • セカンダリ イメージを公開すると、[イメージ プッシュのスケジュール] プロセスを使用せずに、選択したマシンにいずれかのイメージを適用するオプションが有効になります。

セカンダリ イメージを使用してプール内の特定の仮想マシンにパッチを適用するには、次の手順を行います。

  1. Horizon Console で、[インベントリ] > [デスクトップ] の順に選択します。
  2. プール ID をクリックします。
  3. [サマリ] タブで、[メンテナンス] > [スケジュール] の順にクリックします。

    [[イメージ プッシュをスケジュール]] ウィンドウが開きます。

  4. [イメージ] 手順で、使用するセカンダリ イメージとスナップショットを選択します。
  5. [スケジュール] 手順で、[セカンダリ イメージを公開] オプションを選択します。

    選択したマシンにセカンダリ イメージをすぐに適用するには、[[特定のマシンにプッシュ]] チェック ボックスを選択し、リストからマシンを選択します。

  6. [設定内容の確認] ページで [完了] をクリックします。

デフォルト イメージとセカンダリ イメージの切り替え

セカンダリ イメージを公開すると、 [マシン(インスタント クローンの詳細)] タブでオプションが有効になり、選択したマシンにいずれかのイメージが適用されます。
  • セカンダリ イメージを適用するには、[マシン(インスタント クローンの詳細)] ページでマシンを選択し、[その他のコマンド] > [セカンダリ イメージを適用] の順に選択します。
  • デフォルト イメージを適用するには、[マシン(インスタント クローンの詳細)] ページでマシンを選択し、[その他のコマンド] > [デフォルト イメージを適用] の順に選択します。

セカンダリ イメージの昇格またはキャンセル

新しいイメージが許容基準を満たしている場合は、このセカンダリ イメージをデフォルト イメージに昇格させることができます。それ以外の場合は、セカンダリ イメージをキャンセルできます。この場合、デフォルト イメージがデスクトップ プールに適用されます。
  • セカンダリ イメージを昇格するためのオプションが [サマリ] タブにあります。これにより、セカンダリ イメージがプールの新しいデフォルト イメージになり、プール内のすべてのマシンに適用されます。セカンダリ イメージを昇格させるには、[メンテナンス] > [セカンダリ イメージを昇格] を選択します。
  • セカンダリ イメージをキャンセルするには、[サマリ] タブで [メンテナンス] > [キャンセル] を選択します。
    • ログアウト時にプールを更新するように設定されている場合、ユーザーがログアウトすると、現在セカンダリ イメージにあるデスクトップがデフォルト イメージに戻ります。
    • ログアウト時にプールを更新するように設定されていない場合、デスクトップでリカバリ、削除、または更新を実行しない限り、セカンダリ イメージのデスクトップが残ります。