Horizon Console では、ログ収集タスクを生成して管理し、Connection Server、デスクトップ プール、ファームのログ バンドルをダウンロードできます。

前提条件

ログを収集するには、ログ収集権限が必要です。Horizon Console で、[設定] > [管理者] > [ロールの権限] > [ロールを追加] の順に移動します。操作ログの取集権限のあるカスタム ロールを作成して、このロールを管理者の権限に追加します。

完全な管理者権限があれば、すべてのログ収集タスクを表示して管理できます。たとえば、ログ作成要求をキャンセルしたり、完了した他のユーザーのログ収集タスクを削除できます。

完全な権限のない管理者は、自分が開始したタスクのみを表示、管理、キャンセルできます。

手順

  1. Horizon Console で、[トラブルシューティング] > [ログの収集] の順に移動します。
  2. ログで収集する機能と情報レベルを指定します。

    レベルを指定しない場合、ログではDCT を使用したリモート デスクトップ機能とコンポーネントのログの収集にあるデフォルト レベルが使用されます。エージェント機能を指定しない場合、ログでは Connection Server のデフォルト (DEBUG) が使用されます。

    1. [レベル] タブを選択し、該当する場合はコンポーネント タイプとプールを選択して、[検索] をクリックします。コンポーネントのタイプは次のとおりです。
      • [Connection Server]:Connection Server インスタンスを選択します。
      • [エージェント]:現在のポッドからデスクトップ プールを選択します。
      • [エージェント RDS]:現在のポッドからファームを選択します。

      Horizon Agent for Linux とHorizon Agent for Windows では、[エージェント] および [エージェント RDS] レベルがサポートされます。サポートされる Linux ディストリビューションについては、VMware ナレッジベースの記事 KB88979を参照してください。Horizon Agent for Linux でのこの機能の制限については、VMware ナレッジベースの記事 KB88960を参照してください。

      注: 機能固有のログ レベルは、エージェント コンポーネントに対してのみ指定できます。Connection Server の場合、指定したログ レベルはすべての機能に適用されます。
    2. 検索結果からコンポーネントを選択し、そのコンポーネントのログに収集する機能と情報レベルを選択します。

      Horizon は、次のログ レベルをサポートします。このリストは、情報量の最も少ない順に並んでいます。すべてのエージェント機能ですべてのログ レベルを使用できるわけではありません。

      • INFO
      • DEBUG
      • TRACE
      • VERBOSE
    3. [保存][OK] の順にクリックし、変更内容を適用します。
  3. ログを収集します。
    1. [収集] タブを選択し、該当する場合はコンポーネント タイプとプールを選択して、[検索] をクリックします。
      コンポーネントのタイプは次のとおりです。
      • [Connection Server]:Connection Server を選択します。
      • [エージェント]:現在のポッドからデスクトップ プールを選択します。
      • [エージェント RDS]:現在のポッドからファームを選択します。
    2. リストから 1 つ以上のコンポーネントを選択し、[収集] をクリックします。
      [ログ収集ステータス] ウィンドウに、選択したコンポーネントと各コンポーネントのログ収集タスクのステータスが表示されます。ステータスには、正常にキューされたログとエラーによる失敗が表示されます。最新のステータスを確認するには、リストを更新します。
      • Connection Server:Connection Server がエージェント ログ収集タスクの所有者の場合、その Connection Server のログ収集タスクが失敗し、「サーバがビジーです。後で再度実行してください」というエラー メッセージが返されることがあります。
      • エージェント:エージェントでログ収集タスクが完了すると、エージェント ログ バンドルが Connection Server のローカル ファイル システムにコピーされます。
      注: 特定のコンポーネントのログがすでに要求されている場合、ログ作成要求の重複を防ぐため、そのコンポーネントは無効になります。
  4. 収集したログをダウンロードして管理するには、[管理] タブを選択します。
    1. ログ バンドルをユーザーのローカル ファイル システムにダウンロードするには、そのログ収集タスクの [ダウンロード] 列にあるリンクをクリックします。
    2. 完了したログ収集タスクのログ バンドルを削除するには、ログ収集タスクを選択して [削除] をクリックします。
      ローカル ファイル システムのログ ストレージ ディレクトリに生成されたログ バンドルが削除されます。削除操作を実行すると、ログ収集タスクが削除されます。また、Connection Server のローカル ファイル システム上のログ ストレージ ディレクトリ(デフォルトは %PROGRAMDATA%/VMware/VDM/DCT)に保存されている関連のログ バンドルも削除されます。
      注: この操作を行うには、完全な管理者権限が必要です。
    3. 自分で開始したログ作成タスクをキャンセルするには、コンポーネントを選択して [キャンセル] をクリックします。次のタスクを開始する前に、エラー状態のタスクをキャンセルする必要があります。
      キャンセル プロセスは、コンポーネントのタスクが実行中か、完了しているかによって異なります。
      コンポーネント 実行中のタスク プロセス 完了しているタスク プロセス
      Connection Server
      1. バックグラウンドで実行中のプロセスが中止されます。
      2. ログ ストレージの場所に生成された中間ファイルが削除されます。
      3. タスクが削除されます。
      注: バックグラウンドで実行中のプロセスがエラーで停止すると、中止操作が失敗することがあります。その場合、手動でのリカバリが必要になります。
      1. ログ ストレージの場所に生成されたログ バンドルが削除されます。
      2. タスクが削除されます。
      エージェント
      1. Connection Server は、エージェントでログ収集が完了するまで待機します。
      2. エージェント ログ バンドルが Connection Server にコピーされます。
      3. ログ バンドルが削除されます。
      4. タスクが削除されます。
      1. ログ ストレージの場所に保存されたログ バンドルが削除されます。
      2. タスクが削除されます。