Connection Server を単独のサーバとして、または複製された Connection Server インスタンスのグループの最初のインスタンスとしてインストールするには、標準インストール オプションを使用します。
標準インストール オプションを選択すると、新しいローカルの Horizon LDAP 構成が作成されます。インストールでは、スキーマ定義、ディレクトリ情報ツリー (DIT) の定義、および ACL がロードされて、データが初期化されます。
インストール後、Horizon Console を使用して、ほとんどの Horizon LDAP構成データを管理します。Connection Server は、一部の Horizon LDAP エントリを自動的に維持します。
Connection Server ソフトウェアは、レプリカ サーバ、Horizon Agent、Horizon Client などの他の VMware Horizon 8 ソフトウェア コンポーネントがインストールされている仮想マシンまたは物理マシンにインストールできません。
Connection Server を新しい構成でインストールする場合は、カスタマー エクスペリエンス向上プログラムに参加できます。VMware は、ユーザー要件に対する VMware の応答を向上させるために、展開に関する匿名データを収集します。企業が特定できるような情報は収集されません。インストール中にこのオプションの選択を解除すると、不参加を選択できます。インストール後に参加に関する考えが変わったら、Horizon Console の [製品のライセンスと使用状況] ページを編集して、プログラムに参加したり参加を取り消したりすることができます。匿名のフィールドを含め、データが収集されるフィールドのリストを確認するには、『Horizon 8 の管理』ドキュメントの「カスタマー エクスペリエンス向上プログラムによって収集される情報」を参照してください。
CEIP に関して収集される情報に加えて、VMware が運用データを収集する場合があります。つまり、VMware は、VMware プライバシー通知に記載されている製品およびサービス(総称して運用データ)の提供と運用を容易にするために、お客様およびユーザーによるソフトウェアの使用に関する構成、パフォーマンス、使用状況、および使用量データを監視および収集できます。運用データの収集は CEIP とは完全に分離されており、CEIP に参加しているかどうかに関係なく発生する可能性があります。VMware サポートに問い合わせて、運用データの収集を無効にできます。
デフォルトでは、Connection Server をインストールするときに、HTML Access コンポーネントが Connection Server のホストにインストールされます。このコンポーネントは、VMware Horizon 8 ユーザー ポータル ページを構成し、Horizon Client アイコンに加えて HTML Access アイコンを表示します。ユーザーがデスクトップに接続するときに、この追加のアイコンを使用して HTML Access を選択することができます。
HTML Access の Connection Server の設定については、Horizon Client のドキュメンテーション ページにある『Horizon HTML Access ガイド』ドキュメントを参照してください。
前提条件
- Connection Server をインストールする Windows Server コンピュータに、管理者権限のあるドメイン ユーザーとしてログインできることを確認します。
- 「Horizon Connection Server の要件」で説明されている要件をインストールが満たしていることを確認します。
- 環境をインストール用に準備します。「Horizon Connection Server のインストールの前提条件」を参照してください。
- ドメイン ユーザーまたはグループを管理者アカウントとして認証する場合は、Microsoft Active Directory でドメイン アカウントを作成したことを確認します。
- データ リカバリ パスワードを作成します。Connection Server をバックアップすると、Horizon LDAP 構成が暗号化された LDIF データとしてエクスポートされます。暗号化されたバックアップ VMware Horizon 8 構成を復元するには、データ リカバリ パスワードを入力する必要があります。パスワードは 1 文字から 128 文字の間にする必要があります。安全なパスワードの生成に関する組織のベスト プラクティスに従ってください。
重要: ビジネス継続性とディザスタ リカバリ (BCDR) シナリオで VMware Horizon 8 の操作を継続しダウンタイムを回避するには、データ リカバリ パスワードが必要です。Connection Server をインストールするときに、パスワードにパスワード リマイダを指定することができます。
- Windows ファイアウォールで Connection Server インスタンス用に開く必要があるネットワーク ポートについて理解します。「Horizon Connection Server のファイアウォール ルール」を参照してください。
手順
結果
次の Horizon 8 サービスが Windows Server コンピュータにインストールされます。
- VMware Horizon Connection Server
- VMware Horizon Framework コンポーネント
- VMware Horizon Message Bus コンポーネント
- VMware Horizon スクリプト ホスト
- VMware Horizon Security Gateway コンポーネント
- VMware Horizon PCoIP Secure Gateway
- VMware Horizon Blast Secure Gateway
- VMware Horizon Web コンポーネント
- VMware VDMDS(Horizon LDAP サービスを提供)
これらのサービスについては、『Horizon 8 の管理』ドキュメントの「VMware Horizon サービス」を参照してください。
インストール時に [HTML Access のインストール] 設定を選択した場合、HTML Access コンポーネントが Windows Server コンピュータにインストールされています。このコンポーネントにより、VMware Horizon ユーザー ポータル ページの HTML Access アイコンが構成され、Windows ファイアウォールでの [VMware Horizon Connection Server (Blast-In)] ルールが有効になります。このファイアウォール ルールにより、クライアント デバイス上の Web ブラウザは、TCP ポート 8443 で Connection Server に接続できるようになります。
次のタスク
Connection Server 用の SSL サーバ証明書を構成します。「VMware Horizon 8 Server 用の TLS 証明書の設定」を参照してください。
Connection Server の初期構成を行います。「VMware Horizon の初回構成」を参照してください。
展開に複製された Connection Server インスタンスを含める場合は、Connection Server インストーラ ファイルを実行して各サーバ インスタンスをインストールする必要があります。
Connection Server を再インストールしていて、パフォーマンス データを監視するようにデータ コレクタ セットを構成してある場合は、データ コレクタ セットを停止して再起動してください。