事前に作成されたコンピュータ アカウントのカスタマイズなしで Microsoft Sysprep を使用してインスタント クローン デスクトップ プールをプロビジョニングし、Active Directory サイトを自動的に選択できます。

この機能をグローバルに、またはプール レベルで有効にするには、ADAM データベースを使用します。プール レベルでこの機能を有効にすると、すべての Sysprep プールでグローバルに有効にする前に、テスト プールで新しいプロビジョニング ワークフローをテストできます。

手順

  1. 属性 pae-icSysprepDomainJoinEnabled の値を 1 に設定します。
    • この機能をグローバルに有効にするには:CN=Common,OU=Global,OU=Properties,DC=vdi,DC=vmware,DC=int
    • 既存のプールのプール レベルでこの機能を有効にするには:CN=<PoolName>,OU=Server Groups,DC=vdi,DC=vmware,DC=int
  2. インスタント クローン デスクトップ プールを作成し、プロンプトに従います。[ゲストのカスタマイズ] セクションで、[カスタマイズ仕様 (Sysprep) を使用] を選択します。
    [サイト名] フィールドは使用できません。
  3. vCenter Server で仮想マシンのカスタマイズ仕様を作成します。
    [ワークグループまたはドメイン] フィールドは、デフォルト値にすることができます。 [管理者パスワード] でパスワードを指定すると、管理者アカウントのパスワードがその値に設定され、管理者アカウントは無効になります。
  4. 新しいインスタント クローン Sysprep プールの作成を完了します。
  5. 既存の Sysprep プールでイメージのプッシュを実行して、変更を有効にします。

結果

新しいワークフローを使用してプールをプロビジョニングすると、ADAM データベースの pae-ServerPool オブジェクトで pae-CurrentCustomizationStrategySYSPREP_DOMAIN_JOIN に設定されます。