Dynamic Environment Manager で Horizon スマート ポリシーまたは環境変数を定義する場合、ポリシーまたは変数を有効にするための必要条件を追加できます。たとえば、ユーザーが企業のネットワーク以外からリモート デスクトップに接続した場合にのみクライアント ドライブのリダイレクト機能を無効にする条件を追加できます。条件を追加せずにポリシーを有効にすることもでき、その場合もポリシーは機能することに注意してください。

重要: サポートされているポリシー設定をリモート Linux デスクトップで有効にするには、Horizon スマート ポリシーまたは環境変数の定義に次の条件を追加する必要があります。これらは、現在サポートされている唯一の条件です。他の条件が設定されている場合、条件の評価の結果は false になります。
表 1. リモート Linux デスクトップの必須条件
状況 説明
Operating System Architecture オペレーティング システムのアーキテクチャを確認します。値は [Linux] に設定する必要があります。
Endpoint IP address エンドポイント IP アドレスが指定範囲内にあるかどうかをチェックします。範囲の先頭を空のフィールドにすると 0 と解釈され、最後のフィールドを空にすると 255 と解釈されます。
Endpoint Platform ユーザーのクライアント システムのオペレーティング システムを指定します。リモート表示プロトコルは、[Blast/PCoIP] に設定する必要があります。
Horizon Client Property

この条件は、ユーザーのクライアント システムの場所を指定するクライアントの場所プロパティをサポートします。次のいずれかの値を指定できます。

  • [内部]:クライアント ユーザーが企業のネットワーク内からリモート デスクトップに接続した場合にのみポリシーが有効になります。
  • [外部]:クライアント ユーザーが企業のネットワーク以外からリモート デスクトップに接続した場合にのみポリシーが有効になります。

Connection Server のゲートウェイの場所を設定して内部ネットワークと外部ネットワークを定義する方法については、「VMware Horizon ドキュメンテーション」に含まれている『Horizon リモート デスクトップの機能と GPO』の「Horizon 8 での Horizon Connection Server 用のゲートウェイの場所の構成」を参照してください。

Access Point アプライアンスのゲートウェイの場所を設定して、内部および外部ネットワークを定義する方法については、「Unified Access Gateway のドキュメンテーション」に含まれている『VMware Unified Access Gateway の導入および設定』を参照してください。

ただし、次の例のように、複数の Endpoint IP address 条件を設定して、他の条件と組み合わせることができます。
Operating system is Linux

AND Endpoint IP address is in range 11.22.33.44 - 11.22.33.54
OR Endpoint IP address is in range 11.22.33.66 - 11.22.33.77

AND Blast/PCoIP endpoint platform is Windows

AND Horizon client property 'Client location' is equal to 'External'

Dynamic Environment Manager 管理コンソールで条件を追加および編集する方法の詳細については、『VMware Dynamic Environment Manager 管理ガイド』を参照してください。