このドキュメント ページには、Linux マシンに Horizon Agent をインストールする方法が記載されています。Horizon Agent をインストールすると、マシンをリモート デスクトップとして展開できます。

前提条件

  • Linux マシンがデスクトップとして使用できるように準備されていることを確認します。「リモート デスクトップ デプロイ用の Linux マシンの準備」を参照してください。
  • tar 形式インストーラを使用して Horizon Agent をインストールする場合は、install_viewagent.sh セットアップ スクリプトのオプション パラメータを確認します。「Horizon Agent for Linux のインストール用コマンドライン オプション」を参照してください。
  • Horizon Agent を仮想マシンにインストールする場合は、ターミナル ウィンドウを開きます。ターミナルから Horizon Agent インストール コマンドを実行できます。

  • Horizon Agent を物理ホスト マシンにインストールする場合は、マシンへの SSH (Secure Shell) 接続を開きます。SSH は、物理マシンで Horizon Agent インストール コマンドを実行するために推奨される方法です。また、「デスクトップの展開のための物理 Linux マシンの準備」の説明に従って、X サーバと Gnome Display Manager を停止します。

Horizon Agent インストーラ

Horizon Agent インストーラには、次の 2 つの形式があります。

  • .tar.gz インストーラ パッケージは、すべての Linux ディストリビューションでのインストールをサポートします。このインストーラにデジタル署名はありません。
  • .rpm インストーラ パッケージは、RHEL 8.x マシンへのインストールのみをサポートします。このインストーラにはデジタル署名があります。

Horizon Agent を既存のバージョンからアップグレードする場合は、「Linux マシンでの Horizon Agent のアップグレード」の手順を参照してください。

注意: NVIDIA GRID vGPU を使用する場合には、 Horizon Agent をインストールする前に、Linux 仮想マシンで 3D グラフィックス機能を構成する必要があります。 Horizon Agent を最初にインストールしてしまうと、 xorg.conf ファイルの必須パラメータが上書きされ、3D グラフィックス機能が動作しません。

Linux 仮想マシンのグラフィックのセットアップ」を参照してください。3D グラフィックスの構成が完了したら、Horizon Agent をインストールします。

2D グラフィックスを構成する場合は、「リモート デスクトップ デプロイ用の Linux マシンの準備」の手順を完了した後に Horizon Agent をインストールできます。

未署名の tar 形式インストーラを使用した Horizon Agent のインストール

注: RHEL 8.x マシンの場合は、デジタル署名のあるインストーラを使用して Horizon Agent をインストールすることもできます。この記事で後述する手順を実行してください。
  1. VMware ダウンロード サイト 「https://my.vmware.com/web/vmware/downloads」から、Horizon Agent for Linux インストーラ パッケージをダウンロードします。

    VMware Horizon の現在のリリースのダウンロード ページに移動し、さらに、64 ビット Linux 用の VMware Horizon のダウンロード ページに移動します。

    ファイル名が VMware-horizonagent-linux-x86_64-YYMM-y.y.y-xxxxxxx.tar.gzHorizon Agent インストーラをダウンロードします。ここで、YYMM はマーケティング バージョン番号、y.y.y は内部バージョン番号、xxxxxxx はビルド番号です。

  2. tar 形式の Linux ディストリビューションを展開します。例:
    tar -xvzf VMware-horizonagent-linux-x86_64-YYMM-y.y.y-xxxxxxx.tar.gz
  3. 特定の機能をサポートするには、次のように必要なドライバをインストールします。
  4. tarball フォルダに移動して、install_viewagent.sh スクリプトをスーパー ユーザーとして実行します。インストールするオプション機能のコマンドライン パラメータも使用します。

    詳細については、「Horizon Agent for Linux のインストール用コマンドライン オプション」を参照してください。

    たとえば、VMware 一般条項に自動同意して Horizon Agent をインストールし、リアルタイム オーディオビデオ機能と USB リダイレクト機能の両方を追加するには、次の手順を実行します。

    sudo ./install_viewagent.sh -A yes -U yes -a yes --webcam
    注:

    物理マシンに Horizon Agent をインストールする場合は、「デスクトップの展開のための物理 Linux マシンの準備」の説明に従って、管理対象外モードを指定するために -M no パラメータを含める必要があります。

  5. -A パラメータを指定せずに install_viewagent.sh を実行する場合、Yes と入力して VMware 一般条項に同意します。

    VMware 一般条項に同意しない限りインストーラは実行されません。

  6. 中断されることなくインストールを実行できるようにします。
  7. Linux マシンを再起動して、変更を有効にします。
  8. 次のコマンドを実行して、viewagent サービスが開始していることを確認します。
    sudo service viewagent status

[(RHEL 8.x)] [デジタル署名のある RPM インストーラを使用した] Horizon Agent のインストール

注: RHEL 8.x 以外の Linux ディストリビューションを実行しているマシンで Horizon Agent をインストールする場合は、次の手順を行わないでください。代わりに、この記事で前述の手順を実行してください。
  1. VMware ダウンロード サイト 「https://my.vmware.com/web/vmware/downloads」から、Horizon Agent for Linux インストーラ パッケージをダウンロードします。

    VMware Horizon の現在のリリースのダウンロード ページに移動し、さらに、64 ビット Linux 用の VMware Horizon のダウンロード ページに移動します。

    ファイル名が VMware-horizonagent-linux-YYMM-y.y.y-xxxxxxx.el8.x86_64.rpmHorizon Agent RPM パッケージをダウンロードします。ここで、YYMM はマーケティング バージョン番号、y.y.y は内部バージョン番号、xxxxxxx はビルド番号です。

  2. ダウンロードした RPM パッケージのフォルダに移動し、インストーラを実行します。例:
    sudo rpm -ivh VMware-horizonagent-linux-YYMM-y.y.y-xxxxxxx.el8.x86_64.rpm
  3. 中断されることなくインストールを実行できるようにします。
    注: RPM パッケージは、デフォルトの機能オプションを使用して、 Horizon Agent を自動的にインストールします。インストール後、 ViewSetup.sh スクリプトを実行して、 Horizon Agent 構成に機能を追加できます。
  4. Linux マシンを再起動して、変更を有効にします。
  5. 特定の機能をサポートするには、次のように必要なドライバをインストールします。
  6. さらにオプション機能を Horizon Agent 構成に追加したり、構成を変更したりするには、「Horizon Agent for Linux のインストール用コマンドライン オプション」の説明に従って ViewSetup.sh スクリプトを実行します。

    たとえば、リアルタイム オーディオビデオ機能と USB リダイレクト機能の両方を追加するには、次の手順を実行します。

    sudo /usr/lib/vmware/viewagent/bin/ViewSetup.sh -U yes -a yes --webcam 
    注:

    物理マシンに Horizon Agent をインストールする場合は、「デスクトップの展開のための物理 Linux マシンの準備」の説明に従って、管理対象外モードを指定するために -M no パラメータを含める必要があります。

  7. インストール後に次のコマンドを実行して、viewagent サービスが開始していることを確認します。
    sudo service viewagent status