専用インスタント クローンでパーシステント ディスクを使用すると、仮想マシンに依存しないディスクにユーザー設定やその他のユーザー生成データを柔軟に保存できます。
パーシステント ディスクは、View Composer リンク クローンに存在する機能で、Horizon 8 では廃止されました。パーシステント ディスクは、OS データの更新、リフレッシュ、または再調整時に、OS データとユーザー情報を仮想マシンに格納するためのセカンダリ ディスクとして使用されます。パーシステント ディスクは独自の管理対象オブジェクトであり、特定の仮想マシンに関連付けられていない状態で維持されます。VMware 管理者は、ニーズに応じてパーシステント ディスクを柔軟に設定し、仮想マシンへの接続と接続解除を行うことができます。すべてのデータストアはパーシステント ディスクをサポートします。
パーシステント ディスクを作成および管理する場合は、次のガイドラインとパーシステント ディスクの動作を考慮してください。
- パーシステント ディスク機能は、専用デスクトップでのみ使用できます。
- パーシステント ディスクは Linux ベースの仮想マシンでは使用できません。この機能は Windows 固有の API を使用します。
- パーシステント ディスクは、マルチユーザー割り当てをサポートしていません。
- 1 台のデスクトップでは、1 つのプライマリ パーシステント ディスクと、0 または 1 つ以上のセカンダリ パーシステント ディスクを使用できます。
- セカンダリ ディスクはプライマリ ディスクに似ており、プール内の少数のユーザーのストレージ容量を拡張する場合に使用できます。また、従業員が異動した場合に、他のユーザーのプライマリ ディスクに対するアクセス権を管理者またはスーパーバイザーに付与することができます。
- パーシステント ディスクを使用するプールの作成:
- インスタント クローン デスクトップ プール作成ワークフローでは、プライマリ パーシステント ディスクを使用するデスクトップ プールを作成できます。
- パーシステント ディスクを使用するプールを作成する場合は、パーシステント ディスクのドライブ文字とストレージ容量(MB 単位)で指定する必要があります。Windows は、このドライブにユーザー プロファイルをリダイレクトし、ユーザー情報を保存します。
- パーシステント ディスクを使用するプールの編集:
- パーシステント ディスクは、インスタント クローン デスクトップ プールの編集ワークフローで編集できます。
- パーシステント ディスクのドライブ文字とサイズを変更できます。
- パーシステント ディスクのドライブ文字を変更した場合、新たに作成されたデスクトップにのみ新しいドライブ文字が割り当てられます。
- パーシステント ディスクを使用するプールの削除:
- デスクトップ プール全体を削除すると、セカンダリ ディスクを含む基盤となるパーシステント ディスクも削除されます。
- パーシステント ディスクを保持する場合は、プールを削除する前に、すべてのディスクを接続解除する必要があります。
- パーシステント ディスクを使用するプールが作成されたら、VMware はパーシステント ディスクがユーザーに関連付けられるように、ユーザーまたはグループの資格をデスクトップ プールに追加することを推奨します。
- パーシステント ディスクが正常に動作するには、ゴールド イメージ仮想マシンに SCSI コントローラが構成され、存在している必要があります。また、メイン ハードディスクなどのデバイスが SCSI コントローラで構成されている必要があります。
Horizon 7.x 環境の専用リンク クローンでパーシステント ディスクを使用している場合は、「https://kb.vmware.com/kb/93091」にある移行ガイダンスを参照して、Horizon 8 に移行して引き続き専用インスタント クローンでパーシステント ディスクを使用する方法を確認してください。
ベスト プラクティスとトラブルシューティングについては、「https://kb.vmware.com/kb/92881」を参照してください。