グローバル アプリケーション資格を作成するときに、ユーザーが同じ公開アプリケーションを別のクライアント デバイスで開始できるかどうかを指定できます。この機能は、複数セッション モードといいます。
たとえば、クライアント A で公開アプリケーションを複数セッション モードで開き、同じ公開アプリケーションをクライアント B で開くと、クライアント A で公開アプリケーションが開いたまま、クライアント B で公開アプリケーションの新しいセッションが開きます。クライアント A で公開アプリケーションを単一セッション モードで開いた場合は、クライアント A の公開アプリケーションのセッションが切断されてからクライアント B で再接続されます。
複数セッション モードを有効にするときに、この機能をデフォルトで有効または無効にするのか、適用するのかを指定できます。
- 複数セッション モードをデフォルトで有効または無効にした場合、Horizon Client のユーザーは、クライアントで [マルチ起動] の設定を変更することで、複数セッション モードを有効または無効にできます。Horizon Client の以前のバージョンを使用しているユーザーは、デフォルトの設定を変更できません。
- 複数セッション モードを適用した場合、このモードが常に有効になります。ユーザーは、Horizon Client でこのモードを無効にすることはできません。
[マルチ起動] 設定の使用方法については、Horizon Client のドキュメンテーションを参照してください。
グローバル アプリケーション資格の複数セッション モードには、次の要件と制限があります。
- グローバル アプリケーション資格に設定する複数セッション モードの設定は、グローバル アプリケーション資格に関連付けられているアプリケーション プールの設定と一致させる必要があります。アプリケーション プールに複数セッション モードを有効にする方法については、『Horizon 8 でのデスクトップとアプリケーション』ドキュメントを参照してください。
- 複数セッション モードを有効にした場合、グローバル アプリケーション資格またはこの資格に関連するアプリケーション プールでセッションの事前起動機能を有効にできません。複数セッション モードを有効にした場合、セッションの事前起動機能は使用できません。