[セッション] タブで [コンピュータ名] オプションのユーザー名をクリックすると、セッションの詳細が [詳細] タブに表示されます。Horizon Client、仮想または公開デスクトップ、CPU とメモリの詳細を確認できます。

Horizon Client

Horizon Client のタイプに応じて情報が表示されます。ユーザー名、Horizon Client のバージョン、クライアント マシンの IP アドレス、クライアント マシンのオペレーティング システムなどの詳細が表示されます。

注: Horizon Agent をアップグレードした場合、 Horizon Client も最新バージョンにアップグレードする必要があります。それ以外の場合、 Horizon Client のバージョンは表示されません。 Horizon Clientのアップグレードの詳細については、『 Horizon 8 インストールとアップグレード』ドキュメントを参照してください。

仮想マシン

仮想デスクトップまたは公開デスクトップに関する情報が表示されます。

表 1. 仮想マシンの詳細
オプション 説明
[コンピュータ名]

デスクトップまたはアプリケーション セッションの名前。

[エージェント バージョン] Horizon Agent のバージョン。
[OS バージョン] オペレーティング システムのバージョン。
[Connection Server] セッションが接続している Connection Server。
[プール]

デスクトップまたはアプリケーション プールの名前。Linux デスクトップ プールの Linux を表示します。

[vCenter Server] vCenter Server の IP アドレス。
[セッション状態] デスクトップまたはアプリケーション セッションの状態。セッションの状態は、アイドル、アクティブまたは切断です。ユーザーが 1 分間非アクティブ状態になると、セッションのステータスがアイドル状態になります。アイドル状態の場合、ステータス アイコンは緑の輪郭で表示されます。アクティブ状態の場合は緑色、切断状態は灰色で表示されます。
注: Linux デスクトップ セッションの場合、アイドル状態のステータスは表示されません。
[セッションの期間] セッションが Connection Server と接続していた期間。
[状態の継続期間] セッションが同じ状態を継続した時間。
[ログイン時間] セッションにログインしたユーザーのログイン時間。
[ログインの継続期間]

ユーザーがセッションにログインしていた期間。

[ゲートウェイ/プロキシ名] セキュリティ サーバ、Unified Access Gateway アプライアンスまたはロード バランサの名前。この情報の表示には、セッション接続後、30 ~ 60 秒ほどかかる場合があります。
[ゲートウェイ/プロキシ IP アドレス] セキュリティ サーバ、Unified Access Gateway アプライアンスまたはロード バランサの IP アドレス。この情報の表示には、セッション接続後、30 ~ 60 秒ほどかかる場合があります。
[ファーム] 公開デスクトップまたはアプリケーション セッションの RDS ホストのファーム。

ユーザー操作性の評価基準

PCoIP または VMware Blast 表示プロトコルを使用する仮想または公開デスクトップ セッションのパフォーマンスの詳細が表示されます。これらのパフォーマンスの詳細を表示するには、[詳細] をクリックします。これらの詳細を更新するには、更新アイコンをクリックします。

表 2. PCoIP 表示プロトコルの詳細
オプション 説明
[Tx バンド幅] PCoIP セッションの転送バンド幅(キロビット/秒単位)
[フレーム レート] PCoIP セッションのフレーム率(1 秒あたりのフレーム数)
[パケット ロス] PCoIP セッションのパケット ロス率。
表 3. Blast 表示プロトコルの詳細
オプション 説明
[フレーム レート] Blast セッションのフレーム率(1 秒あたりのフレーム数)。
[エンコーダ名] 現在アクティブなエンコーダの名前。
[Blast セッション カウンタ]
  • [推定バンド幅(アップリンク)]。アップリンク シグナルの推定バンド幅。
  • [パケット損失(アップリンク)]。アップリンク シグナルのパケット損失率。
[Blast イメージング カウンタ]
  • [送信バイト]。Blast セッションで転送されたイメージング データの合計バイト数。
  • [受信バイト]。Blast セッションで受信したイメージング データの合計バイト数。
[Blast オーディオ カウンタ]
  • [送信バイト]。Blast セッションで転送されたオーディオ データの合計バイト数。
  • [受信バイト]。Blast セッションで受信したオーディオ データの合計バイト数。
[Blast CDR カウンタ]
  • [送信バイト]。Blast セッションで転送されたクライアント ドライブ リダイレクトの合計バイト数。
  • [受信バイト]。Blast セッションで受信したクライアント ドライブ リダイレクトの合計バイト数。

CPU とメモリ使用量、ネットワークとディスクのパフォーマンス

仮想/公開デスクトップまたはアプリケーションの CPU とメモリの使用量や、PCoIP または Blast 表示プロトコルのネットワークまたはディスク パフォーマンスがグラフで表示されます。

注: Horizon Agent デスクトップの起動または再起動後すぐに、パフォーマンス グラフにタイムラインが表示されない場合があります。数分後にタイムラインが表示されます。
表 4. CPU 使用率
オプション 説明
[セッションの CPU] 現在のセッションの CPU 使用率。
[ホストの CPU] セッションが割り当てられている仮想マシンの CPU 使用率。
表 5. メモリ使用率
オプション 説明
[セッションのメモリ] 現在のセッションのメモリ使用量。
[ホストのメモリ] セッションが割り当てられている仮想マシンのメモリ使用量。
表 6. ネットワークのパフォーマンス
オプション 説明
[遅延]

PCoIP または Blast セッションの遅延がグラフで表示されます。

Blast 表示プロトコルの場合、遅延時間はラウンドトリップ時間(ミリ秒単位)です。この遅延時間を追跡するパフォーマンス カウンタは、[VMware Blast セッション カウンタ] > [RTT] です。

PCoIP 表示プロトコルの場合、遅延時間はラウンドトリップ遅延時間(ミリ秒単位)です。この遅延時間を追跡するパフォーマンス カウンタは、[PCoIP セッション ネットワーク統計情報] > [ラウンド トリップ遅延時間] です。

表 7. ディスクのパフォーマンス
オプション 説明
[読み取り] 1 秒あたりの読み取りの入出力 (I/O) 操作の数。
[書き込み] 1 秒あたりの書き込み I/O 操作の数。
[ディスクの遅延時間] ディスク遅延のグラフが表示されます。ディスク遅延は、Windows パフォーマンス カウンタから取得した入出力操作/秒 (IOPS) データの時間(ミリ秒)時間です。
[平均読み取り] 1 秒あたりのランダム読み取り I/O 操作の平均数。
[平均書き込み] 1 秒あたりのランダム書き込み I/O 操作の平均数。
[平均の遅延時間] Windows パフォーマンス カウンタから取得した IOPS データの平均遅延時間(ミリ秒)。

セッション ログイン セグメント

ログインの継続時間とログイン時に作成されたセグメントが表示されます。

表 8. セッション ログイン セグメント
オプション 説明
[ログインの継続期間]

ユーザーがデスクトップまたはアプリケーション プールをクリックしてから Windows エクスプローラが起動するまでの時間。

[セッション ログイン時間] ユーザーがセッションにログインしていた期間。
[ログイン セグメント] ログイン時に作成されたセグメントが表示されます。
  • [仲介]。Connection Server がセッションの接続または再接続を処理するのにかかった時間の合計。ユーザーがデスクトップ プールをクリックしてからトンネル接続が確立するまでの時間で計算されます。ユーザー認証、マシンの選択、トンネル接続を確立に必要なマシンの準備など、Connection Server のタスクの所要時間が含まれます。
  • [GPO のロード]Windows グループ ポリシーの処理時間の合計。グローバル ポリシーが設定されていない場合、0 が表示されます。
  • [プロファイルのロード]Windows ユーザー プロファイルの処理時間の合計。
  • [インタラクティブ]Horizon Agent がセッションの接続または再接続を処理するのにかかった時間の合計。PCoIP または Blast Extreme がトンネル接続を使用してから Windows エクスプローラが起動するまでの時間で計算されます。
  • [プロトコルの接続]。ログインで PCoIP または Blast プロトコル接続の完了にかかった合計時間。
  • [ログイン スクリプト]。ログイン スクリプトが開始してから完了するまでの合計時間。
  • [認証]。Connection Server がセッションの認証にかかった合計時間。
  • [仮想マシンの開始]。仮想マシンの起動にかかった合計時間。この時間には、オペレーティング システムの起動、サスペンド状態のマシンの再開、Horizon Agent が接続準備完了通知の送信にかかる時間が含まれます。

トラブルシューティングでログイン セグメントの情報を使用する場合には、次のガイドラインに従ってください。

  • セッションが新しい仮想デスクトップ セッションの場合、すべてのログイン セグメントが表示されます。グローバル ポリシーが設定されていない場合、[GPO のロード] のログイン セグメントの時間は 0 になります。
  • 切断されたセッションから仮想デスクトップ セッションが再接続された場合には、[ログインの継続期間][インタラクティブ][仲介] のログイン セグメントが表示されます。
  • セッションが公開デスクトップ セッションの場合には、[ログインの継続期間][GPO ロード][プロファイルのロード] のログイン セグメントが表示されます。新しいセッションの場合には、[GPO ロード][プロファイルのロード] のログイン セグメントが表示されます。これらのログイン セグメントが新しいセッションで表示されない場合には、RDS ホストを再起動する必要があります。
  • セッションが Linux デスクトップ セッションの場合、[GPO のロード][プロファイルのロード] のセグメントは表示されません。
  • デスクトップ セッションに接続した直後は、ログイン データが使用できない場合があります。数分後にログイン データが表示されます。