Windows Server 2016 以降を搭載した RDS ホストの場合、Horizon Agent ソフトウェアをアップグレードして、RDS ホストでより多くのリモート デスクトップと Windows ベースのアプリケーションを提供できるようにプール設定を編集できます。

前提条件

  • レプリカ グループにある 1 つ以上の Horizon Connection Server インスタンスがアップグレードされていることを確認します。安全な JMS ペアリング メカニズムが Horizon Agent で動作するように、Connection Server を最初にアップグレードする必要があります。
  • 現在リモート デスクトップをホストしている RDS ホストで、サポート対象バージョンの Windows Server オペレーティング システムが実行されていることを確認します。サポートされた Windows Server オペレーティング システムがない場合、アップグレードではなく新規インストールを実行する必要があります。サポートされているオペレーティング システムの一覧については、「Horizon Agent の要件と考慮事項」を参照してください。
  • RDS ホスト ロールがオペレーティング システムにインストールされていることを確認します。『Horizon 8 でのデスクトップとアプリケーション』ドキュメントにある「リモート デスクトップ サービスのインストール」の説明を参照してください。
  • Horizon Agent インストーラを実行する手順を理解しておいてください。『Horizon 8 でのデスクトップとアプリケーション』(Horizon Console[ヘルプ] ボタンをクリックして表示)の「リモート デスクトップ サービス ホストへの Horizon Agent のインストール」の手順を参照してください。
  • すべてのリモート デスクトップとリモート アプリケーションからログアウトしていることを確認します。
  • インストールとアップグレードを実行する際に使用するホスト上に、管理者権限を持つドメイン ユーザー アカウントがあることを確認します。

手順

  1. Horizon Console で、デスクトップ プール設定を編集してプールを無効にします。
    [インベントリ] > [デスクトップ] の順に選択してプールを選択し、 [編集] をクリックします。
  2. RDS ホストで、新しいバージョンの Horizon Agent のインストーラをダウンロードして実行します。
    インストーラは VMware の Web サイトからダウンロードできます。
  3. Horizon Console で、ファーム設定を編集して [PCoIP] または [VMware Blast] をデフォルトの表示プロトコルに設定します。
    [インベントリ] > [ファーム] からファームを選択して、 [編集] をクリックします。

    エンド ユーザーがプロトコルを選択できるようにする設定を使用することもできます。リモート アプリケーションを使用するには、プロトコルは PCoIP または VMware Blast である必要があります。リモート アプリケーションは RDP ではサポートされません。

  4. Horizon Console で、デスクトップ プール設定を編集してプールを有効にします。

結果

このホストはリモート デスクトップに加えてリモート アプリケーションも提供できるようになりました。 Horizon Console で、 [インベントリ] > [デスクトップ] の順に移動すると、プールのタイプが [RDS デスクトップ プール] であることを確認します。 [インベントリ] > [ファーム] に移動すると、プール ID に対応するファーム ID がリストに表示されています。