RDS ホストのファームで実行される公開デスクトップ プールを作成するときに、特定のプール設定を指定できます。すべてのプール設定がすべての種類のデスクトップ プールに適用されるわけではありません。これらは、公開デスクトップ プールに固有の設定です。

表 1. 公開デスクトップ プールの設定
設定 説明 デフォルト値
状態
  • [有効化]:デスクトップ プールは作成後に有効になり、すぐに使用できます。
  • [無効化]:デスクトップ プールは作成後に無効になり、使用できません。またプールのプロビジョニングも停止します。展開後にテストなどの標準メンテナンスのような作業を行う場合にはこの設定が適しています。

    この状態が有効の場合、リモート デスクトップは使用できません。

有効
Connection Server の制限

デスクトップ プールへのアクセスを特定の Connection Server に制限するには、[参照] をクリックして、1 台以上の Connection Server を選択します。

VMware Identity Manager からデスクトップへのアクセスを提供することを意図して Connection Server の制限を構成すると、これらのデスクトップが実際には制限されている場合でも VMware Identity Manager アプリケーションでユーザーにデスクトップが表示されることがあります。VMware Identity Manager ユーザーは、これらのデスクトップを起動できません。

なし
カテゴリ フォルダ

Windows クライアント デバイスのデスクトップ プール資格に、スタート メニューのショートカットを含むカテゴリ フォルダの名前を指定します。

無効
クライアントの制限

資格を付与されたデスクトップ プールへの特定のクライアント コンピュータからのアクセスを制限するかどうかを選択します。

デスクトップ プールへのアクセスを許可するコンピュータの名前を Active Directory セキュリティ グループに追加する必要があります。デスクトップ プール資格にユーザーまたはグループを追加するときに、このセキュリティ グループを選択できます。

無効
ユーザーが複数のクライアント デバイスからセッションを個別に開始できるようにする

この設定を有効にすると、複数のクライアント デバイスから同じデスクトップ プールに接続するユーザーは、複数のデスクトップ セッションを受け取ります。既存のデスクトップ セッションに再接続するには、そのセッションが開始されたのと同じデバイスを使用する必要があります。この設定を選択しないと、使用するクライアント デバイスに関係なく、ユーザーは常に既存のデスクトップ セッションに再接続します。この設定を選択する場合、RDP 表示プロトコルはサポートされません。

デフォルトは、[いいえ] です。

注: このポリシーを有効にすると、グローバル資格にあるすべてのデスクトップ プールもユーザーごとの複数セッションをサポートしている必要があります。

グローバル デスクトップ資格に対するユーザーごとの複数セッション ポリシーの詳細については、『Horizon 8 でのクラウド ポッド アーキテクチャ』ドキュメントを参照してください。

マシン名の選択を許可 このオプションを有効にすると、テストやトラブルシューティングなどの目的で、コマンド ラインから Horizon Client を起動して、接続するマシン名を指定できます。