ストレージのサイズ設定の式は、OS ディスクとレプリカに選択するデータストア上で必要なディスク容量を見積もるのに役立ちます。

ストレージのサイズ設定の式

「選択されたデータストア上のクローン ディスクのためのストレージのサイズ設定の式」には、プールを作成するとや、時間とともにクローンが拡張するときに、ディスクの推定サイズを計算する式が表示されます。これらの式には、クローンとともにデータストアに格納されるレプリカ ディスクのための領域が含まれています。

既存のプールを編集するか、またはレプリカを別のデータストアに格納する場合、VMware Horizon 8 は別のサイズ設定の式を使用します。「クローンを作成するためのサイズ設定の式(プールを編集する場合、またはレプリカを別のデータストアに格納する場合)」を参照してください。

表 1. 選択されたデータストア上のクローン ディスクのためのストレージのサイズ設定の式
データの種類 選択された空き容量(GB) 推奨される最小領域(GB) 50% Utilization (GB)(50% の使用率(GB)) 推奨される最大領域(GB)
OS ディスク 選択されたデータストア上の空き領域 仮想マシンの数 * (2 * 仮想マシンのメモリ) + (2 * レプリカ ディスク) VM の数 * (レプリカ ディスクの 50% + VM のメモリ) + (2 * レプリカ ディスク) 仮想マシンの数 * (レプリカ ディスクの 100% + 仮想マシンのメモリ) + (2 * レプリカ ディスク)

ストレージのサイズ設定の見積もりの例

この例では、ゴールド イメージに 1GB のメモリが構成されています。ゴールド イメージのディスク サイズは 10 GB です。1 つのプールは 10 台のマシンで作成されています。

OS ディスクは、現在 184.23GB の使用可能な領域があるデータストア上に構成されています。

「選択されたデータストア上に展開されているクローン ディスクのサイズ設定の見積もりの例」には、サイズ設定の式でサンプル デスクトップ プールに予測されるストレージ要件を計算する方法が表示されます。

表 2. 選択されたデータストア上にデプロイされているクローン ディスクのサイズ設定の見積もりの例
データの種類 選択された空き容量(GB) 推奨される最小領域(GB) 50% Utilization (GB)(50% の使用率(GB)) 推奨される最大領域(GB)
OS ディスク 184.23 10 * (2*1GB) + (2*10GB) =

40.00

10 * (10GB の 50% + 1GB) + (2*10GB) =

80.00

10 * (10GB の 100% + 1GB) + (2*10GB) =

130.00