このページでは、サルベージド リンク クローンの背景と機能について説明します。サルベージド リンク クローンを使用すると、VMware Horizon 8 にアップグレードして、VMware Horizon 7 環境で作成したパーシステント リンク クローンを引き続き使用できます。

サルベージド リンク クローンの概要

Horizon 7 では、リンク クローンと View Composer が使用できました。これらの機能は、その後 Horizon 8 でインスタント クローンに置き換わり、廃止されました。

Horizon 7 から Horizon 8 にインプレース アップグレードを実行するには、その前に View Composer を削除する必要があります。Horizon 8 では、Horizon 7 環境のリンク クローン デスクトップ プールがサルベージド リンク クローンとして表示されます。

View Composer は Horizon 8 でサポートされてないため、これらのサルベージド リンク クローンを更新したり、再構成することはできません。

サルベージド リンク クローンのメリット

Horizon 7 環境に永続的なリンク クローンがあり、まだ廃止する準備ができていない場合、サルベージド リンク クローンは Horizon 8 のアップグレードに役立ちます。パーシステント リンク クローンは更新や再構成が行われなかったリンク クローンで、そこにはエンド ユーザーのデータが保存されています。この点で、パーシステント リンク クローンはフル クローンに似ています。

サルベージド リンク クローンを利用すると、Horizon 8 に移行して、パーシステント リンク クローン プールを引き続き使用できます。この移行期間により、リンク クローンからインスタント クローンまたはフル クローンへの移動を計画できます。また、データ パーシステンスのニーズに合わせて VMware Dynamic Environment Manager でのフォルダ リダイレクトを行うなど、別の方法も検討できます。

サルベージド リンク クローンの管理の詳細については、「VMware ナレッジベースの記事 KB95767」を参照してください。