登録済みの物理マシンは、Horizon Agent がインストールされ、Connection Server に登録されている物理コンピュータです。
登録済み物理マシンを含む手動デスクトップ プールを作成すると、エンドユーザーは会社の物理コンピュータにリモートから安全な方法でアクセスできます。会社のオフィスにある物理マシンにアクセスする必要がある場合、VPN を使用しなくても、セキュリティを維持しながらリモートからアクセスすることができます。
フローティング ユーザー割り当てと専用ユーザー割り当ての両方がサポートされます。専用割り当てを使用すると、個々のデスクトップを手動で割り当て、各従業員が自分の物理マシンに接続できるようにすることもできます。単一の登録済み物理マシンを使用して手動デスクトップ プールを作成し、デスクトップ プールの物理マシンに対してシングル ユーザー アクセスを許可することもできます。
専用割り当てを使用すると、デスクトップ プール内の各物理マシンに複数のユーザーを割り当てることもできます。これにより、ユーザーごとに専用のマシンを予約するのではなく、シフト ワーカーで同じデスクトップを共有できます。
物理マシンは、NVIDIA GPU とエンコーダをサポートします。物理マシンは、
Horizon Agent オペレーティング システムで使用できる GPU 機能を直接活用することもできます。物理 Windows ワークステーション(デスクトップまたはサーバ OS)で
Horizon Agent が直接ロードされると、GPU の OpenGL アクセラレーションが制限されることがあります。
- Intel および AMD GPU の場合、カードの Direct3D および OpenGL 機能をリモート セッションで使用できます。
- NVIDIA GeForce GPU の場合、Direct3D 機能はリモート セッションで使用されます。OpenGL の場合は、https://developer.nvidia.com/designworks または https://developer.nvidia.com/nvidia-opengl-rdp でダウンロード可能なツールを確認してください。
- 複数の GPU を使用したシステム(一般的なワークロード用に統合 Intel、3D ワークロード用に個別の AMD または NVIDIA など)の場合は、統合カードを無効にして、3D グラフィック カードが使用されるようにします。
次の NVIDIA シリーズがテスト済みです。
- NVIDIA Studio ドライバ 546.01
- NVIDIA Ampere シリーズ
- NVIDIA Titan シリーズ
- GeForce RTX 40 シリーズ
- GeForce RTX 30 シリーズ
- GeForce RTX 20 シリーズ
- GeForce GTX 16 シリーズ
- GeForce GTX 10 シリーズ
- Quadro シリーズ
- M4000
- P4000
- K620
次の Intel シリーズがテスト済みです。
- Intel Graphics DCH ドライバ 101.5122
- Intel Gen10 シリーズ
- Intel Gen11 シリーズ
- Intel Gen12 シリーズ
ワークフローの次の手順を実行し、登録済み物理マシンを含む手動デスクトップ プールを作成します。
- リモート デスクトップ アクセスを提供するための物理マシンを準備します。この物理マシンを手動デスクトップ プールに追加する前に、各マシンを個別に準備する必要があります。各マシンで Horizon Agent がインストールされ、実行されている必要があります。非 vSphere 仮想マシンを準備するには、「VMware Horizon 8 管理のための非 vSphere マシンの準備」を参照してください。
- プールを作成するために指定する必要がある構成情報を収集します。「手動デスクトップ プールの作成用ワークシート」を参照してください。次のオプションは、登録済み物理マシンを含む手動デスクトップ プールでサポートされません。
- 電源ポリシーはサポートされていません。
- PCoIP はサポートされていません。
- 手動デスクトップ プールを作成して [その他のソース] オプションを選択し、デスクトップ プール ソースとして登録済みの非 vSphere 仮想マシンを選択します。「手動デスクトップ プールの作成」を参照してください。
- 手動デスクトップ プールにアクセスするための資格をユーザーに付与します。『Horizon 8 の管理』ドキュメントの「資格のあるユーザーとグループ」を参照してください。
- 登録済みの非 vSphere マシンで管理タスクを実行します。「登録済みの非 vSphere マシンの管理」を参照してください。
注: 登録済み物理マシンを含む手動デスクトップ プールでは、Wake-on-LAN がサポートされます。この機能を使用すると、資格のあるユーザーが Connection Server と接続している間に物理マシンを起動できます。Wake-on-LAN は、登録済みの物理マシンを含む専用割り当ての手動デスクトップ プールの VMware Blast プロトコルでサポートされます。Wake-on-LAN の詳細については、『
Horizon の概要と展開計画』ドキュメントの「VMware Blast Extreme」を参照してください。
物理マシンの使用方法については、https://techzone.vmware.com に公開されている『Using Horizon 7 to Access Physical Windows Machines』ドキュメントを参照してください。