Workspace ONE ポータルまたはアプリケーションから、いつでも Active Directory のパスワードを変更することをユーザに許可できます。パスワードの有効期限が切れた場合、または Active Directory 管理者がパスワードをリセットし、次回のログインでパスワードの変更をユーザーに要求する場合、ユーザーは VMware Identity Manager ログイン ページから Active Directory パスワードをリセットすることもできます。
このタスクについて
[ディレクトリの設定] ページの パスワードの変更を許可 オプションを選択することによって、このオプションをディレクトリ単位で有効にします。
ユーザーは、右上隅にある名前をクリックし、ドロップダウン メニューから アカウント を選択し、パスワードの変更 リンクをクリックして、Workspace ONE ポータルにログインするときのパスワードを変更できます。Workspace ONE アプリケーションでは、3 つの棒のメニュー アイコンをクリックし、パスワード を選択して、パスワードを変更できます。
有効期限が切れたパスワードまたは管理者によってリセットされた Active Directory のパスワードは、ログイン ページから変更できます。ユーザーが有効期限の切れたパスワードを使用してログインしようとすると、パスワードをリセットするように要求されます。ユーザーは新しいパスワードと古いパスワードの両方を入力する必要があります。
新しいパスワードの要件は、Active Directory パスワード ポリシーによって決定されます。また、許可されるパスワード入力の試行回数も、Active Directory パスワード ポリシーによって決定されます。
以下の制約が適用されます。
別の外部のコネクタ仮想アプライアンスを使用する場合、パスワードの変更を許可 オプションは、コネクタ バージョン 2016.11.1 以降でのみ使用できます。
ディレクトリを VMware Identity Manager にグローバル カタログとして追加した場合、パスワードの変更を許可 オプションは利用できません。ディレクトリは、LDAP 経由の Active Directory または統合 Windows 認証として、ポート 389 または 636 を使用して追加できます。
バインド DN ユーザーのパスワードは、有効期限が切れた場合、または Active Directory 管理者がリセットした場合でも、VMware Identity Manager からリセットすることはできません。
注:有効期限のないパスワードを持つバインド DN ユーザー アカウントを使用することを推奨します。
ログイン名がマルチバイト文字(非 ASCII 文字)から成るユーザーのパスワードは、VMware Identity Manager からリセットすることができません。
前提条件
パスワードの変更を許可 オプションを有効にするには、バインド DN ユーザー アカウントを使用し、Active Directory の書き込み権限を持っている必要があります。
ポート 464 がドメイン コントローラ上で開いている必要があります。
手順
- 管理コンソールで、ID とアクセス管理 タブをクリックします。
- ディレクトリ タブで、ディレクトリをクリックします。
- パスワードの変更を許可 セクションで、パスワードの変更を有効にする チェックボックスを選択します。
- バインド ユーザーの詳細 セクションにバインド DN パスワードを入力し、保存 をクリックします。