VMware Identity Manager 仮想アプライアンスのクローン作成により同タイプの仮想アプライアンスを複数作成し、トラフィックを分散して潜在的なダウンタイムを解消できます。

複数の VMware Identity Manager 仮想アプライアンスを使用することによって、可用性を高め、サービスへの要求を負荷分散して、エンド ユーザーへの応答時間を短縮できます。

前提条件

  • VMware Identity Manager 仮想アプライアンスは、ロード バランサの背後に構成する必要があります。ロード バランサ ポートが 443 番であることを確認します。ポート番号 8443 は管理ポートで、各仮想アプライアンスに一意であるため、これはポート番号として使用しないでください。
  • データベースへの接続の説明されているように、外部データベースは構成されます。
  • VMware Identity Manager でのディレクトリ構成を完了していることを確認します。
  • root ユーザーとして仮想アプライアンスのコンソールにログインし、/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules ファイルが存在する場合は削除します。このファイルを削除しないでクローンを作成すると、クローン作成された仮想アプライアンスでネットワークが正しく構成されません。

手順

  1. vSphere Client または vSphere Web Client にログインし、VMware Identity Manager 仮想アプライアンスに移動します。
  2. 仮想アプライアンスを右クリックして、[クローンの作成] を選択します。
  3. クローン作成された仮想アプライアンスの名前を入力して [次へ] をクリックします。
    この名前は、VM フォルダ内で一意である必要があります。
  4. クローン作成された仮想アプライアンスを実行するホストまたはクラスタを選択して [次へ] をクリックします。
  5. 仮想アプライアンスを実行するリソース プールを選択して [次へ] をクリックします。
  6. 仮想ディスク形式については、[ソースと同じ形式] を選択します。
  7. 仮想アプライアンスのファイルを格納するデータ ストアの場所を選択して、[次へ] をクリックします。
  8. ゲスト OS のオプションとして [カスタマイズしない] を選択します。
  9. オプションを確認して、[終了] をクリックします。

結果

クローン作成された仮想アプライアンスが展開されます。クローン作成が完了するまで、仮想アプライアンスは使用することも編集することもできません。

次のタスク

クローン作成された仮想アプライアンスをパワーオンしてロード バランサに追加する前に、このアプライアンスに IP アドレスを割り当てます。