ハードウェア、リソース、およびネットワークの要件を決定する場合は、リソースの統合方法を含めて、展開環境全体を考慮します。

サポートされる vSphere および ESX のバージョン

vSphere および ESX サーバの次のバージョンがサポートされます。

  • 5.0 U2 以降
  • 5.1 以降
  • 5.5 以降
  • 6.0 以降

VMware Identity Manager仮想アプライアンス要件

仮想アプライアンスに割り当てられているリソースが最小要件を満たしていることを確認します。

コンポーネント 最小要件
CPU 2
ランダム アクセス メモリ 6 GB
ディスク容量

36 GB

データベース

  • PostgreSQL データベースが VMware Identity Manager 仮想アプライアンスに含まれているため、外部データベース サーバを使用できます。VMware Identity Manager でサポートされる特定のデータベース バージョンとサービス パックの構成の詳細については、「VMware 製品の相互運用性マトリックス」 (http://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.php) を参照してください。
  • 外部データベースのサイズに関する情報:最初の 100,000 ユーザーに対して 64 GB、その後は、10,000 ユーザーごとに 20 GB を追加します。
  • ストレージ:32 GB

ネットワーク構成の要件

コンポーネント 最小要件
DNS レコードおよび IP アドレス IP アドレスおよび DNS レコード
ファイアウォール ポート ネットワークの外部のユーザーのために、受信用のファイアウォール ポート 443 が VMware Identity Manager インスタンスやロード バランサに対して開いていることを確認します。
リバース プロキシ

DMZ 内に F5 Access Policy Manager などのリバース プロキシを構成して、ユーザーに VMware Identity Manager ユーザー ポータルへの安全なリモート アクセスを提供できます。

ポートの要件

以下の表に、 サーバの構成で使用されるポートについて説明します。展開環境には、これらのサブセットのみが含まれる場合があります。次の 2 つのシナリオが想定されます。
  • Active Directory からユーザーとグループを同期するため、VMware Identity Manager を Active Directory に接続する必要がある
  • ThinApp と同期するため、VMware Identity Managerを Active Directory ドメインに参加させて、ThinApp リポジトリ共有に接続する必要がある
ポート vCenter Server の IP アドレス ターゲット 説明
443 ロード バランサ

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

HTTPS
443

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

HTTPS
443 ブラウザ

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

HTTPS
443

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

vapp-updates.vmware.com アップグレード サーバへのアクセス
8443 ブラウザ

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

管理者ポート

HTTPS

25

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

SMTP 送信メールをリレーする TCP ポート
389、636、3268、3269

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

Active Directory デフォルト値が表示されています。これらのポートは構成可能です。
445

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

VMware ThinApp リポジトリ ThinApp リポジトリへのアクセス
5500

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

RSA SecurID システム デフォルト値が表示されています。このポートは構成可能です
53

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

DNS サーバ TCP/UDP

すべての仮想アプライアンスは、ポート 53 で DNS サーバにアクセスでき、ポート 22 で着信 SSH トラフィックを許可する必要があります。

88、464、135

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

ドメイン コントローラ TCP/UDP

TCP:9300-9400

UDP:54328

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

要監査

5432

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

データベース

PostgreSQL のデフォルト ポートは 5432 です。Oracle のデフォルト ポートは 1521 です。

389、443

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

View サーバ

View サーバへのアクセス

443

VMware Identity Manager 仮想アプライアンス

AirWatch REST API HTTPS

デバイスのコンプライアンス チェックと ACC パスワード認証用(使用している場合)

ESX サーバのハードウェア要件

VMware Identity Manager仮想アプライアンスが動作するホストと vSphere インスタンスの環境が最小ハードウェア要件を満たしていることを確認します。ストレージ要件は、ユーザー数を基準とし、展開環境によって異なります。

注: : NTP サーバを使用して、ESX ホスト レベルで時刻同期をオンにする必要があります。オンにしない場合、仮想アプライアンス間で時間のずれが発生します。

異なるホストで複数の仮想アプライアンスを展開する場合は、仮想アプライアンス間で時刻のずれが生じないように、時刻同期の [ホストと同期] オプションを無効にし、各仮想アプライアンスで直接 NTP サーバを構成することを検討してください。

コンポーネント 最小要件
プロセッサ 2 x Intel クアッド コア、3.0 GHz、4 MB キャッシュ
RAM 16 GB DDR2 1066 MHz、ECC およびレジスタード
オンボード LAN 1 x 10/100/1000Base-TX ポート
ストレージ 500 GB

Active Directory

VMware Identity Manager では、Windows Server 2008、2008 R2、2012、および 2012 R2 用の Active Directory をサポートしています。ドメイン機能レベルおよびフォレスト機能レベルは、Windows Server 2003 以降です。

管理コンソールのアクセスに使用できるサポートされる Web ブラウザ

VMware Identity Manager 管理コンソールは、テナントの管理に使用する Web ベースのアプリケーションです。管理コンソールには次のブラウザからアクセスできます。

  • Windows システム用 Internet Explorer 11
  • Windows および Mac システム用 Google Chrome 42.0 以降
  • Windows および Mac システム用 Mozilla Firefox 40 以降
  • Mac システム用 Safari 6.2.8 以降
注: : Internet Explorer 11 で VMware Identity Manager を通じた認証を行うには、JavaScript を有効にして Cookie を許可する必要があります。

Workspace ONE ポータルへのアクセスに使用されるサポート対象のブラウザ

エンド ユーザーは、次のブラウザから自分の Workspace ONE ポータルにアクセスすることができます。

  • Mozilla Firefox (最新版)
  • Google Chrome (最新版)
  • Safari (最新版)
  • Internet Explorer 11
  • Microsoft Edge ブラウザ
  • ネイティブ ブラウザおよび Google Chrome(Android デバイス)
  • Safari(iOS デバイス)
注: : Internet Explorer 11 で VMware Identity Manager を通じた認証を行うには、JavaScript を有効にして Cookie を許可する必要があります。