クラスタ内で複数の VMware Identity Manager 仮想アプライアンスを展開した場合は、すべてのノードの RabbitMQ クラスタを停止し、それから VMware Identity Manager アプライアンスをアップグレードする必要があります。
RabbitMQ ノードは起動したときと逆の順序で停止する必要があります。これによってマスター ノードの順序が維持されます。起動順序を決めるには、各サーバの /db/rabbitmq/data/*/nodes_running_at_shutdown ファイルを確認します。まず、すべてのノードをリストする RabbitMQ ノードをシャットダウンします。たとえば、node1、node2、node3 として起動した 3 つのノードがある場合、ノード 3 の nodes_running_at_shutdown ファイルには node1,node2,node3 とリストされます。ノード 2 には node1,node2 とリストします。ノード 1 には node1 とリストします。ノード 3、ノード 2、ノード 1 の順番でシャットダウンします。
手順
- クラスタの各 VMware Identity Manager アプライアンスの RabbitMQ ノードを停止します。rabbitmqctl stop と入力します。
続行する前に、クラスタの各 RabbiMQ ノードに対してこれを実行します。
- RabbitMQ がクラスタから切断されていることを確認します。rabbitmqctl cluster_status と入力します。
- 最初のノードをアップグレードします。VMware Identity Manager のオンライン アップグレードまたはVMware Identity Manager のオフライン アップグレードのいずれかのアップグレード手順を参照してください。
VMware Identity Manager アプライアンスが起動します。
- 各ノードについて手順 2 ~ 4 を実行します。
各ノードがアップグレードされたら、アップグレードされたノード上で
rabbitmgctl cluster_status
コマンドを実行し、これまでアップグレードされたすべてのノードが出力の
running_nodes
セクションにリストされていることを確認します。ノード 1 のアップグレード後は、
running_nodes
セクションには node1 のみがリストされます。ノード 2 のアップグレード後に、両方のノードで
rabbitmqctl cluster_status
コマンドを実行すると、
running_nodes
セクションには node1 と node2 がリストされます。これは、RabbitMQ のノードが正しくクラスタリングされていることを示します。
結果
すべてのノードがアップグレードされると、正しい順序の RabbitMQ ノードがクラスタを構成します。