VMware Identity Manager と統合する Citrix XML Broker サーバで、Citrix PowerShell Remoting を有効にする必要があります。Citrix PowerShell Remoting により Integration Broker と Citrix サーバ ファーム間の接続が有効になります。

このタスクについて

注:

Citrix PowerShell Remoting は、VMware Identity Manager で構成される XML Broker でのみ有効にする必要があります。サーバ ファーム内のすべてのサーバで有効にする必要はありません。

前提条件

  • Winrm をインストールしていない場合は、Microsoft の Web サイトから Winrm をダウンロードしてインストールします。

  • Citrix XML Broker に有効な SSL 証明書があることを確認します。また、プロパティ をクリックして、証明書のサーバ認証が有効になっていることを確認します。

手順

  1. 管理者モードで PowerShell を開きます。
  2. Citrix PowerShell Remoting を有効にします。
    1. Get-Service winrm コマンドを入力して、Winrm がサーバにインストールされていることを確認します。
    2. Enable-PSRemoting コマンドを入力します。

      このコマンドにより PowerShell Remoting がサーバで有効になります。

    3. Citrix サーバのバージョンに応じて、Citrix PowerShell SDK 5.0 または 6.0 をインストールします。
    4. winrm HTTPS リスナーをコマンド プロンプトから有効にします。
      1. サーバに証明書を作成します。

      2. 証明書のサムプリントを記録します。

      3. 証明書のサムプリントが構成されていることを確認します。

         winrm quickconfig -transport:https
    5. リスナーが作成されたことを確認します。

      winrm e winrm/config/listener

      これで、このサーバを使用できるようになりました。

    6. リスナーが作成されたら、Integration Broker サーバにアクセスして、PowerShell Remoting が正しくインストールされていることを確認します。

      winrm identify -r:https://XENAPP_HOSTNAME:5986 -u:USERNAME

      出力:

      IdentifyResponse

      ProtocolVersion=http://schemas.dmtf.org/wbem/wsman/1/wsman.xsd

      ProductVendor=Microsoft Corporation

      ProductVersion=OS: 6.0.6002 SP: 2.0 Stack: 2.0