Integration Broker は、Citrix サーバ ファームとの通信に使用される VMware Identity Manager コンポーネントです。オンプレミスの Integration Broker は、サポートされている Windows Server にインストールします。
Integration Broker を展開する場合は、次のガイドラインに従ってください。
Integration Broker は、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2012 R2 にインストールできます。
NetScaler の機能を使用するには、Integration Broker 2.4 以降をインストールする必要があります。XenApp または XenDesktop 7.x については、Integration Broker 2.6 以降をインストールする必要があります。Citrix StoreFront REST API を使用するには、Integration Broker 2.9.1 以降をインストールする必要があります。
VMware Identity Manager Connector は Integration Broker と通信できる必要があります。複数のコネクタ インスタンスを設定した場合、すべてのインスタンスが Integration Broker と通信できることを確認します。
1 つの Integration Broker インスタンスで Citrix 5.x、6.x、および 7.x の複数環境をサポートできます。
Windows で VMware Enterprise Systems Connector を使用している場合は、次の点に注意します。
My VMware の VMware Identity Manager 製品ページから Integration Broker をダウンロードします。
Integration Broker と VMware Enterprise Systems Connector を別のサーバにインストールすることをお勧めします。
コネクタと同じサーバに Integration Broker をインストールする場合は、HTTP および HTTPS バインド ポートが VMware Identity Manager Connector コンポーネントで使用されるポートと競合しないようにしてください。
VMware Identity Manager Connector コンポーネントは常にポート 80 を使用します。インストール時に別のポートが設定されていない場合には、443 も使用します。
自己署名証明書はコネクタのインストール中に生成されます。コネクタと同じサーバに Integration Broker をインストールする場合は、この証明書を使用できます。Microsoft ストアに証明書をインストールし、HTTPS バインドに使用します。
開始する前に、展開の戦略も計画します。
複数の Integration Broker インスタンスを使用するかどうかを検討します。複数のインスタンスは、高可用性と負荷分散で役に立ちます。
高可用性を実現するには、2 つ以上の Integration Broker インスタンスのクラスタを設定します。要件に応じて、同じクラスタをリソースと資格の同期およびリソースの起動に使用するか、異なるクラスタを設定することができます。
展開環境で大量のトラフィックが分散される場合は、リソースの起動に使用する Integration Broker インスタンスの数を増やします。
ロード バランサを使用するかどうかを検討します。
導入環境で高可用性と負荷分散のために複数の Integration Broker インスタンスを使用する場合は、1 つ以上のロード バランサの背後にこれらのインスタンスを配置することを検討してください。