VMware Identity Manager Desktop アプリケーションには、hws-desktop-ctrl.exe(ユーザーの Windows システム上での ThinApp パッケージの使用に関連する操作を実行するために使用できるコマンド ライン アプリケーション)が含まれています。

VMware Identity Manager Desktop アプリケーションのインストール プロセスを実行すると、VMware Identity Manager Desktop アプリケーションがインストールされている Windows ディレクトリの HorizonThinApp フォルダに hws-desktop-ctrl.exe がインストールされます。

hws-desktop-ctrl.exe アプリケーションを使用してサポートされているコマンドのいずれかを実行するには、次の形式を使用します。

hws-desktop-ctrl.exe command options

コマンド

説明

hws-desktop-ctrl.exe recheck

このコマンドは、VMware Identity Manager Desktop アプリケーションにログインしているユーザー アカウントに関連付けられている ThinApp パッケージの使用資格チェックをただちに実行します。新たに付与または更新された ThinApp パッケージがあれば、それらの同期も行います。

hws-desktop-ctrl.exe set InstallMode=install_mode

このコマンドは、この Windows システム上の ThinApp パッケージに使用される ThinApp 展開モードを変更します。このコマンドは ThinApp 展開モードに関連付けられているレジストリ キーを変更するため、このコマンドを使用してインストール モードを変更できるのは適切なレジストリ権限のある管理者だけです。

install_mode に指定できる値は次のとおりです。

  • CopyToLocal

  • RunFromShare

  • HttpDownload

hws-desktop-ctrl.exe authorize guid=ThinApp_GUID path=package_path

このコマンドは、ThinApp パッケージ が起動可能かどうかを確認します。このコマンドによって ThinApp パッケージが実際に起動されることはありません。ThinApp パッケージの GUID と、パッケージの実行可能ファイルのパスを指定します。Windows クライアント システム上のパッケージに ThinApp ダウンロード モードが使用されている場合、パスはローカル キャッシュ root フォルダに相対します(これはリポジトリ ルートに相対するパスと同じ)。次に例を示します。

hws-desktop-ctrl.exe authorize guid= 436E1D7D-552C-4F70-8197-DB1B05D30394 path="FileZilla Client 3.3.2/FileZilla.exe"

ThinApp パッケージの GUID、アプリケーション パス、および実行可能ファイルの名前は、管理コンソール内のそのリソース ページで確認できます。

hws-desktop-ctrl.exe quit

このコマンドは、VMware Identity Manager Desktop アプリケーションにクリーンに終了するように伝えます。

hws-desktop-ctrl.exe launch app=package_path url=launch_url

このコマンドは、ThinApp パッケージ を手動起動するために使用されます。package_path はパッケージの実行可能ファイルのパス、launch_url はそのパッケージの VMware Identity Manager プロトコル URL(horizon://package_path という書式)です。次に例を示します。

hws-desktop-ctrl.exe launch app="FileZilla Client 3.3.2/FileZilla.exe" url="horizon://FileZilla Client 3.3.2/FileZilla.exe"

このコマンドは、エンド ユーザーによって使用されることは一般にありません(エンド ユーザーは使用資格が付与されている ThinApp パッケージを Workspace ONE ポータルで起動することは可能)。このコマンドは、通常、デバッグ目的で使用されます。