VMware Identity Manager は、VMware Identity Manager インスタンスへのサービス プロバイダの複数のテナントの追加をサポートします。組織内の異なる事業部門で使用される可能性のある Office 365 などのアプリケーションのテナントが複数ある場合、すべてのテナントを VMware Identity Manager の単一のインスタンスに追加できます。これによって SSO を管理し、すべてのテナントに 1 つの場所からアクセスできます。

複数のテナントを追加するには、アプリケーションの複数のコピーを VMware Identity Manager カタログに追加し、それぞれの構成を変更します。アプリケーションの各コピーをサービス プロバイダの別のテナントにマッピングします。各テナントには、1 つ以上のドメインを関連付けることができます。また、アプリケーションの適切なコピーを使用する資格をユーザーに付与する必要があります。

ユーザーが Workspace ONE にログインし、資格を付与されたアプリケーションをクリックすると、正しいアプリケーションが起動します。ユーザーがサービス プロバイダに直接ログインすると、サービス プロバイダは認証のために VMware Identity Manager にリダイレクトされ、VMware Identity Manager はユーザーを認証し、ユーザーの資格に基づいて適切なアプリケーションを起動します。

手順

  1. [カタログ] タブで、[アプリケーションを追加] > [... クラウド アプリケーション カタログから] をクリックします。
  2. 追加するアプリケーションをクリックします。
  3. [アプリケーション] ページで、アプリケーションの詳細を編集して、[保存] をクリックします。
  4. アプリケーションの 2 番目のコピーを追加するには、次のいずれかの操作を実行します。
    • クラウド アプリケーション カタログからアプリケーションをもう一度追加します。
      1. クラウド アプリケーション カタログでアプリケーションをクリックします。
      2. [アプリケーション] ページで、名前などのアプリケーションの詳細を編集して、アプリケーションを簡単に特定できるようにします。
      3. [保存] をクリックします。
    • 追加したアプリケーションのコピーを作成します。
      1. [カタログ] タブで、アプリケーションをクリックします。
      2. [アプリケーションの詳細] ページで、[コピー] をクリックします。
      3. 名前などのアプリケーションの詳細を編集して、アプリケーションを簡単に特定できるようにします。
      4. [保存] をクリックします。
  5. アプリケーションの各コピーを構成します。
    • アプリケーションの各コピーを別のサービス プロバイダ テナントにマッピングします。
    • ユーザーがすべてのサービス プロバイダ ドメインとテナントにわたって一意であることを確認します。
      注: : ユーザーが一意でない場合は、サービス プロバイダの POST URL、すなわち VMware Identity Manager 管理コンソールで指定するアサーション コンシューマ サービス URL がテナント間で一意であることを確認します。
  6. アプリケーションの各コピーに対するユーザー資格を構成します。適切なテナントの使用資格をユーザーに付与します。
    1. [カタログ] タブで、テナントに対応するアプリケーションのコピーをクリックします。
    2. [アプリケーション] ページで、左側のペインの [資格] をクリックします。
    3. ユーザーおよびグループの資格を追加します。