移行ウィザードを使用して、既存のリソース構成を、以前のリリースからバージョン 3.1 で使用可能な仮想アプリケーションのコレクションに移行します。

同時に、すべての既存のリソース構成を移行する必要があります。たとえば、Horizon Cloud アプリケーションと ThinApp アプリケーションが構成された場合は、移行ウィザードで両方を選択します。移行ウィザードは、すべてのリソースを同時に移行するため 1 回だけ使用することができます。1 回実行すると、その後は使用できません。

注: : ホストされた環境では、移行プロセスにはしばらく時間がかかる場合があります。

前提条件

すべての VMware Identity Manager サービスとコネクタ インスタンスをバージョン 3.1 にアップグレードします。

手順

  1. [カタログ] > [仮想アプリケーションのコレクション] タブを選択します。
  2. [開始する] をクリックします。
  3. 移行ウィザードで、リソース タイプごとに、以前のインストールでの構成に使用されたコネクタ ワーカーを選択します。
    各リソース タイプのドロップダウン リストには、そのリソースが構成されたコネクタのみが表示されます。
    高可用性のためにリソースを複数のコネクタで構成し、複数のコネクタが一覧に表示された場合は、同期スケジュールが設定されているコネクタを選択します。これは各ドロップダウン リストのデフォルトの選択でもあります。
    重要: : 確実にすべての既存の構成に対して選択を行います。移行ウィザードは、すべてのリソースを同時に移行するため 1 回だけ使用することができます。1 回実行すると、その後は使用できません。
  4. [構成の移行] をクリックします。
    ホストされた環境では、移行プロセスにはしばらく時間がかかる場合があります。

結果

既存のリソース構成が移行されます。構成の種類ごとに仮想アプリケーションのコレクションが作成されます。コレクションを表示および編集するには、 [カタログ] > [仮想アプリケーションのコレクション] をクリックして、各コレクション名をクリックします。

これで、[仮想アプリケーションのコレクション] ページからコレクションを管理できるようになりました。[アプリケーション カタログ] ページの [デスクトップとアプリケーションの管理] メニューは使用できなくなりました。

仮想アプリケーションのコレクションのトラブルシューティング情報については、コネクタ ログ ファイル connector.log とサービス ログ ファイル horizon.log の両方を表示します。Linux 仮想アプライアンスの場合、ログ ファイルは、/opt/vmware/horizon/workspace/logs ディレクトリにあります。Windows サーバの場合、ログ ファイルは、install_dir\IDMConnector_or_VMwareIdentityManager\opt\vmware\horizon\workspace\logs ディレクトリにあります。

次のタスク

  • 移行ウィザードで選択した 1 つのコネクタのみがそれぞれの新しいコレクションに追加されます。高可用性のためにコネクタ クラスタをセットアップした場合は、コレクションを編集して、その他のコネクタをクラスタに追加します。
  • 移行された構成ごとに単一の仮想アプリケーションのコレクションが作成されます。サーバとアプリケーションの数が多い大規模な統合の場合は、管理のしやすさと同期の高速化のためにコレクションを複数のコレクションに分割することを検討してください。仮想アプリケーションのコレクション機能を使用すると、ThinApp 統合を除いて、統合のタイプごとに複数のコレクションを作成できます。