VMware Identity Manager 仮想アプライアンスをオンラインでアップグレードする前に、前提条件となる次のタスクを実行します。
仮想アプライアンスのプライマリ ルート パーティションで利用可能なディスク容量が 4 GB 以上あることを確認します。
バックアップのために仮想アプライアンスのスナップショットを取得します。スナップショットの取得方法の詳細については、vSphere のドキュメントを参照してください。
https://docs.vmware.com/jp/VMware-Identity-Manager/3.2/vidm-install/GUID-5B533EE2-8F6C-4716-A94A-8B7AA3F5BC75.htmlで説明するように、Microsoft SQL データベースで db_owner ロールを取り消した場合は、アップグレードを実行する前にロールを追加し直す必要があります。そうしないと、アップグレードは失敗します。
db_owner ロールを、インストール中に使用されたのと同じユーザーに追加します。
sysadmin の権限を持ったユーザーとして Microsoft SQL Server Management Studio にログインします。
VMware Identity Manager のデータベース インスタンスに接続します。
次のコマンドを入力します。
Windows 認証モードを使用している場合は、次のコマンドを使用します。
USE <saasdb>; ALTER ROLE db_owner ADD MEMBER <domain\username>; GO
<saasdb> をデータベース名に置換し、<domain\username> を関連するドメインとユーザー名に置換します。
SQL サーバ認証モードを使用している場合は、次のコマンドを使用します。
USE <saasdb>; ALTER ROLE db_owner ADD MEMBER <loginusername>; GO
<saasdb> をデータベース名に置換し、<loginusername> を関連するユーザー名に置換します。
外部データベースのスナップショットまたはバックアップを作成します。
VMware Identity Manager が適切に構成されていることを確認します。
仮想アプライアンスが、HTTP を介してポート 80 および 443 で vapp-updates.vmware.com を解決してアクセスできることを確認します。
アウトバウンドの HTTP アクセスのために HTTP プロキシ サーバが必要な場合は、仮想アプライアンスのプロキシ サーバ設定を構成します。VMware Identity Manager アプライアンスのプロキシ サーバ設定を構成するを参照してください。
VMware Identity Manager のアップグレードが存在することを確認します。適切なコマンドを実行して、アップグレードを確認します。VMware Identity Manager をオンラインでアップグレードできるかどうかをチェックするを参照してください。
アップグレードの前に、Elasticsearch マッピングの競合がないかを確認します。Elasticsearch マッピングの競合のチェックを参照してください。