VMware Identity Manager サービスのインストール時に、デフォルトの SSL サーバ証明書が生成されます。この自己署名証明書は、テストに使用できます。ただし、VMwareでは、本番環境でパブリック認証局 (CA) によって署名された SSL 証明書を使用することを強くお勧めします。

このタスクについて

注:

VMware Identity Manager の前にあるロード バランサで SSL が終端する場合、SSL 証明書がロード バランサに適用されます。

前提条件

  • 証明書署名要求 (CSR) を生成し、CA から有効な署名 SSL 証明書を取得します。証明書は PEM 形式である必要があります。

  • サブジェクト DN の共通名部分には、ユーザーが VMware Identity Manager サービスにアクセスするために使用する完全修飾ドメイン名を使用します。VMware Identity Manager アプライアンスがロード バランサの背後にある場合、これはロード バランサのサーバ名です。

  • SSL がロード バランサ上で終了しない場合、クラスタ内のノードが相互に要求を送信できるよう、サービスによって使用される SSL 証明書には VMware Identity Manager クラスタ内のすべてのホストのサブジェクトの別名 (SAN) が含まれている必要があります。また、VMware Identity Manager サービスにアクセスするためにユーザーが使用する完全修飾ドメイン名の SAN も、共通名に使用するだけでなく、証明書に含めるようにします。理由は、一部のブラウザで必要となるためです。

手順

  1. 管理コンソールで、アプライアンス設定 タブをクリックします。
  2. 構成の管理 をクリックし、管理者ユーザー パスワードを入力します。
  3. SSL 証明書のインストール > サーバ証明書 を選択します。
  4. [SSL 証明書] フィールドで、カスタム証明書 を選択します。
  5. SSL 証明書チェーン テキストボックスに、サーバ、中間証明書、ルート証明書の順に貼り付けます。

    証明書チェーン全体を正しい順序で含める必要があります。各証明書について、-----BEGIN CERTIFICATE----- と -----END CERTIFICATE---- の行を含めて、これらの行の間にあるすべての行をコピーします。

  6. プライベート キー テキスト ボックスにプライベート キーを貼り付けます。----BEGIN RSA PRIVATE KEY と ---END RSA PRIVATE KEY の行の間にあるすべての行をコピーします。
  7. 追加 をクリックします。

証明書の例

証明書チェーンの例

-----BEGIN CERTIFICATE-----

jlQvt9WdR9Vpg3WQT5+C3HU17bUOwvhp/r0+

...

W53+O05j5xsxzDJfWr1lqBlFF/OkIYCPcyK1

-----END CERTIFICATE-----

-----BEGIN CERTIFICATE-----

WdR9Vpg3WQT5+C3HU17bUOwvhp/rjlQvt90+

...

O05j5xsxzDJfWr1lqBlFF/OkIYCPW53+cyK1

-----END CERTIFICATE-----

-----BEGIN CERTIFICATE-----

dR9Vpg3WQTjlQvt9W5+C3HU17bUOwvhp/r0+

...

5j5xsxzDJfWr1lqW53+O0BlFF/OkIYCPcyK1

-----END CERTIFICATE-----

秘密キーの例

-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----

jlQvtg3WQT5+C3HU17bU9WdR9VpOwvhp/r0+

...

1lqBlFFW53+O05j5xsxzDJfWr/OkIYCPcyK1

-----END RSA PRIVATE KEY-----