この情報を使用して、クラスタ環境の Elasticsearch の問題をトラブルシューティングします。監査、レポート、ディレクトリ同期ログに使用される検索および分析エンジンである Elasticsearch が、VMware Identity Manager 仮想アプライアンスに組み込まれています。

Elasticsearch のトラブルシューティング

Elasticsearch の健全性を確認するには、curl ツールを使用する必要があります。curl が Windows マシンにインストールされていない場合は、Linux または Mac マシンから curl http://<hostname>:9200/_cluster/health?pretty に問い合わせることができます。外部への問い合わせにはファイアウォールを有効にする必要があります。

このコマンドによって、次のような結果が返されます。

         {
  "cluster_name" : "horizon",
  "status" : "green",
  "timed_out" : false,
  "number_of_nodes" : 3,
  "number_of_data_nodes" : 3,
  "active_primary_shards" : 20,
  "active_shards" : 40,
  "relocating_shards" : 0,
  "initializing_shards" : 0,
  "unassigned_shards" : 0,
  "delayed_unassigned_shards" : 0,
  "number_of_pending_tasks" : 0,
  "number_of_in_flight_fetch" : 0
}

Elasticsearch が正しく起動しないか、ステータスが赤色の場合は、次の手順でトラブルシューティングしてください。

  1. ポート 9300 が開いていることを確認します。

    1. クラスタ内のすべてのノードの IP アドレスを \usr\local\horizon\scripts\updateiptables.hzn ファイルに追加し、ノードの詳細を更新します。

      ALL_IPS="node1IPadd node2IPadd node3IPadd"

    2. クラスタ内のすべてのノードで次のスクリプトを実行します。

      \usr\local\horizon\scripts\updateiptables.hzn

  2. クラスタのすべてのノードで Elasticsearch を再起動します。

  3. ログで詳細を確認します。

    cd /opt/vmware/elasticsearch/logs

    Powershell またはドキュメント監視プラグインを備えた NotePad++ のいずれかを使用してログ ファイルを監視できます。Powershell では、構文は Get-Conent myTestLog.log-Wait になります。