Horizon CloudVMware Identity Manager を統合する前に、前提条件を満たしていることを確認します。

  • 以下のものがセットアップされていることを確認します。

    • VMware Identity Manager テナント

    • オンプレミスでインストールされた VMware Identity Manager Connector。詳細については、Horizon Cloud 統合についての展開シナリオを参照してください。

      Horizon Cloud との統合には、バージョン 2016.1.1 以降の VMware Identity Manager Connector が必要です。複数の Horizon Cloud テナントとの統合には、バージョン 2017.8.1.0 以降が必要です。

    • VMware Identity Manager コネクタによってアクセス可能な 1 つまたは複数の Horizon Cloud テナント。これをセットアップするには、Horizon Cloud 担当者と連携します。

  • Horizon Cloud テナントが次の要件を満たしていることを確認します。

    • テナント名は、単なるホスト名ではなく、完全修飾ドメイン名 (FQDN) である必要があります。たとえば、server-ta1 ではなく server-ta1.example.com である必要があります。

    • テナント アプライアンスには、認証局によって発行された有効な署名済み証明書が必要です。証明書は、テナント アプライアンスの FQDN に一致する必要があります。テナント アプライアンスに自己署名証明書がある場合は、自己署名証明書を信頼されるルート証明書として VMware Identity Manager にアップロードする必要があります。複数の Horizon Cloud テナントを統合する場合、VMware Identity Manager にアップロードできるルート証明書は 1 つだけなので、すべての証明書が同じルート証明書を持つようにする必要があります。

  • Horizon Cloud テナントと VMware Identity Manager サービスで時刻が同期されていることを確認します。時刻が同期されていない場合、ユーザーが Horizon Cloud のデスクトップとアプリケーションを実行する際に無効な SAML のエラーが発生する可能性があります。

  • Horizon Cloudテナントの管理コンソールで、デスクトップ プールおよびアプリケーション プール(割り当て)を作成し、構成します。Horizon Cloudテナントでは、以下のタイプのプールを作成できます。

    • 動的デスクトップ プール(フローティング デスクトップ割り当て)

    • 固定デスクトップ プール(専用デスクトップ割り当て)

    • デスクトップを使用するセッションベース プール(セッション デスクトップ割り当て)

    • アプリケーションを使用するセッションベース プール(リモート アプリケーション割り当て)

      プールのタイプに関する詳細については、Horizon Cloud のドキュメントを参照してください。

  • Horizon Cloud テナントの管理コンソールで、ユーザーとグループに付与する、Horizon Cloud のデスクトップとアプリケーションの資格を設定します。

    注:

    登録済みのグループに属するユーザーの資格のみが同期されます。どのグループにも属さないユーザーは、VMware Identity Managerで資格を確認できません。

  • VMware Identity Manager コンソールで、Horizon Cloud の資格が付与されたユーザーとグループが、ディレクトリ同期を使用して Active Directory から VMware Identity Manager に同期されていることを確認します。

    次のガイドラインに従ってください。

    • 複数の Horizon Cloud テナントを統合する場合は、関連するすべてのディレクトリとドメインを VMware Identity Manager に追加し、Horizon Cloud テナントでの資格を持つユーザーが VMware Identity Manager に同期されるようにします。

    • sAMAccountName を VMware Identity Manager のディレクトリのディレクトリ検索属性として設定する必要があります。

    • distinguishedName は、VMware Identity Manager ディレクトリの必須属性として設定する必要があり、Active Directory 属性の distinguishedName にマッピングされる必要があります。

      ディレクトリを作成する前に、属性に必須のマークを付ける必要があります。ディレクトリを作成した後は、属性をオプションから必須に変更することはできません。

      1. VMware Identity Manager コンソールで、[ID とアクセス管理] > [セットアップ] > [ユーザー属性] ページに移動します。

      2. [デフォルト属性] で、[distinguishedName][必須] チェックボックスを選択します。

      3. [保存] をクリックします。

      4. ディレクトリ作成中は、[distinguishedName] 属性を Active Directory 属性の [distinguishedName] にマッピングします。