VMware Identity Manager は、NetScaler Gateway を含む Citrix 展開環境をサポートします。NetScaler Gateway は、通常、XenApp または XenDesktop アプリケーションまたはデスクトップへの外部からのアクセスを実現するために使用されます。

お使いの Citrix 展開環境に NetScaler Gateway アプライアンスが含まれている場合は、ユーザーが Citrix リソースを起動するときにトラフィックが NetScaler Gateway アプライアンス経由で XenApp サーバにルーティングされるよう VMware Identity Manager を適切な設定で構成できます。VMware Identity Manager コンソールで、XenApp ファームごとに、NetScaler Gateway アプライアンスに関連付けられている Secure Ticket Authority (STA) サーバを指定します。 STA サーバは、アプリケーション起動プロセス中に STA チケットを生成して検証するために使用されます。

また、クライアント ネットワークの IP アドレス範囲について、起動トラフィックが NetScaler Gateway 経由で XenApp サーバにルーティングされるようにするか、それとも XenApp サーバに直接ルーティングされるようにするかを指定するポリシーも設定できます。これにより、外部からのアクセスと内部からのアクセスの両方のニーズに対応できるようになります。

注:

VMware Identity Manager はまた、Citrix セキュア ゲートウェイもサポートします。このセクションの構成手順は、NetScaler Gateway と Citrix Secure Gateway の両方に適用されます。

注:

VMware Identity Manager で NetScaler Gateway を構成するには、Integration Broker 2.4 以降を使用する必要があります。