VMware Identity Manager Connector 2017.12.1 | 2017 年 12 月 7 日 | ビルド 7291216 VMware Identity Manager Integration Broker 3.1 | 2017 年 12 月 7 日 | ビルド 7245433 VMware Identity Manager Desktop 3.0 | 2017 年 9 月 21 日 | ビルド 6585499 公開予定日:2017 年 12 月 更新日:2017 年 12 月 14 日 |
リリース ノートの内容
このリリース ノートでは、次のトピックについて説明します。このインストールの新機能
Workspace ONE ユーザーの使用環境
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SAML 認証が要求される iOS DEP ユース ケースのサポート
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顧客が SAML をユーザー認証に利用するシナリオは DEP デバイスでサポートされていないため、Apple DEP の登録には長い間ギャップが存在していました。現在、管理者はデバイスをステージングし、SAML 認証に Workspace ONE を利用し、デバイス割り当てを認証されたユーザーに動的に切り替えることができるようになりました。認証されたユーザーに割り当てられたすべてのアプリケーション、プロファイル、またはリソースはデバイスにプッシュされます。
- 注:この機能を使用するには、v3.2 の Workspace ONE アプリケーションが必要です(2017 年 12 月リリース予定)。
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- Workspace ONE カタログの検索機能の強化
- アプリケーション名とカテゴリに加えて、ユーザーはアプリケーションの説明でも検索を実行できるようになりました。検索を実行すると、検索した用語が結果内で強調表示されます。
- 新しいユーザー検索アプリ
- VMware のユーザー検索アプリは、Apple App Store からダウンロードできます。ユーザー検索を VMware Identity Manager の管理コンソールで有効にして、ユーザーの階層と画像を同期させることができます。
- アプリケーションを「推奨」として分類可能
- カタログで「推奨」という定義済みのカテゴリ名を使用できるようになりました。アプリケーションを「推奨」として分類し、それらのアプリケーションの使用が推奨されることをユーザに知らせることができるようになりました。アプリケーションには「推奨」を含む複数のカテゴリのタグを付けることができます。「推奨」に分類されたアプリケーションは、[Workspace ONE カタログ] ページの「推奨」フィルタに表示されます。ユーザーはカテゴリを使用してフィルタを実行し、推奨アプリケーションのリストを表示して推奨アプリケーションをブックマークし、[ブックマーク] ページに追加することができます。
- Workspace ONE ブラウザのパフォーマンスおよびアプリケーション エクスペリエンスの改善
- エンド ユーザーのアプリケーション、ブックマーク、およびカタログ タブがより高速でロードされます。
条件付きアクセスと統一されたカタログ
- Horizon と Citrix のアプリケーション統合の管理機能の改善
- 仮想アプリケーションのコレクションは、Horizon と Citrix の統合の管理機能を改善する新機能です。単一のコネクタでリソースを同期する代わりに、リソースを分割して複数のコネクタ間で同期させることができるようになりました。また、プライマリ コネクタがダウンした場合は、セカンダリ コネクタへの自動フェイルオーバーを提供して同期を行います。そのため、現在複数のドメインに存在するリソースを信頼関係なしで同期することができます。最後に、現在の Horizon と Citrix のリソースの同期をこの新しいアプローチに移行するための簡単なウィザードを用意しました。
- Citrix XenApp App とデスクトップの可視性
- Citrix から VMware Identity Manager にエンタイトルメントを同期する場合、可視性の制限を含めることで、Workspace ONE を介して [配信グループ] 内のどのアプリケーションまたはデスクトップにアクセスできるかを決定できます。アプリケーションの場合、これは公開されたアプリケーションの [可視性の制限] ページと [アプリケーション グループ] を通じて実行されます。デスクトップの場合、これは [配信グループ] の [デスクトップ] ページで実行されます。
コネクタ
- コネクタの同期パフォーマンスの改善
- パフォーマンスを向上させるには、Active Directory グループを Identity Manager に追加するときに、グループのメンバーはすぐには VMware Identity Manager に追加されません。グループにリソースに対する使用資格が付与されると、メンバーは VMware Identity Manager に追加されます。
利用可能な言語
VMware Identity Manager は、次の言語で使用可能です。
- 英語
- フランス語
- ドイツ語
- スペイン語
- 日本語
- 簡体字中国語
- 韓国語
- 繁体字中国語
- ロシア語
- イタリア語
- ポルトガル語(ブラジル)
- オランダ語
互換性とアップグレード
コンポーネントの互換性
VMware 製品の相互運用性マトリックス(英語)には、VMware vCenter Server、VMware ThinApp、および Horizon 7 などの VMware 製品とコンポーネントの現在および過去のバージョンの互換性に関する詳細が記述されています。
VMware Identity Manager 管理コンソールのブラウザの互換性
次の Web ブラウザは、管理コンソールの表示に使用できます。
- Windows および Mac システム用 Mozilla Firefox 40 以降
- Windows および Mac システム用 Google Chrome 42.0 以降
- Windows システム用 Internet Explorer 11
- Mac システム用 Safari 6.2.8 以降
VMware Identity Manager Connector へのアップグレード
最新のコネクタにアップグレードするには、「VMware Identity Manager Connector へのアップグレード」を参照してください。アップグレード中はすべてのサービスが停止しますので、アップグレードで予測されるダウンタイムを考慮してください。
2016.11.1 コネクタから最新のコネクタにアップグレードする前に、ナレッジベースの記事 KB2149179「Upgrading from VMware Identity Manager Connector 2016.11.1」を参照してください。
Citrix の公開リソースを VMware Identity Manager と統合する場合は、Integration Broker の最新バージョンへのアップグレードを検討してください。Integration Broker 3.1 にはパフォーマンスの改善が含まれています。注:Connector 2017.12.1 リリースで Integration Broker 3.1 以降が実行している必要があります。
ドキュメント
VMware Identity Manager のドキュメントは VMware Workspace ONE ドキュメント センターにあります。
解決済みの問題
- XenApp を iOS デバイスの Workspace ONE で起動するときの問題が解決
Workspace ONE アプリケーションを再起動した後で、Horizon/Citrix リソースを起動するときにパスワードの入力を求められる問題を解決しました。
既知の問題
- ThinApp パッケージの要求が保留の状態に変更されない
Workspace ONE アプリケーション ポータルでユーザーが ThinApp パッケージを要求したときに、要求のリンクが保留の状態になりません。
ユーザーはポータルに再ログインする必要があります。これで、ThinApp パッケージに対して保留の状態が表示されます。
- ディレクトリを同期したときに、想定しているグループのすべてがサービスから削除されない。
ディレクトリ同期を実行して、多数のグループ(たとえばグループの半数以上)を削除すると、すべてのグループが削除される前に同期が停止します。
ディレクトリの同期をもう一度開始します。
- ベータ版の顧客の環境で、ユーザー検索の OAuth2 テンプレートが作成されない。
VMware Identity Manager 3.1 リリース以前のベータ版のユーザー検索アプリケーションを使用している Beta 版の顧客は、ユーザー検索の OAuth2 テンプレートを使用していませんでした。このテンプレートを作成する必要があります。
ユーザー検索の OAuth2 テンプレートを作成するには、VMware Identity Manager の管理コンソールの [カタログ] > [設定] > [ユーザー検索] ページでユーザー検索アプリケーションを再度有効にします。