データの損失を防ぐために、ベスト プラクティスとして、OpenStack のブロック ストレージ (Cinder) コンポーネント用にバックアップ サービスを構成することが推奨されます。ネットワーク ファイル システム (NFS)、または、別の OpenStack サービスである Object Storage (Swift) サービスのいずれかにボリュームをバックアップするように Cinder を構成できます。

始める前に

VMware Integrated OpenStack 3.0 または 3.1 デプロイがインストールされ実行中であることを確認します。

Swift サービスのバックアップ構成:

  • Swift コンポーネントが VMware Integrated OpenStack 3.0 または 3.1 デプロイの一部としてインストールされていることを確認します。VMware Integrated OpenStack インストールおよび構成ガイドを参照してください。

  • Swift コンポーネントが、別の OpenStack サービスである ID サービス コンポーネント (Keystone) に登録されていることを確認します。この登録は、Keystone のデフォルト構成に含まれます。Keystone は VMware Integrated OpenStack 3.0 または 3.1 デプロイの一部としてインストールされます。

NFS 共有のバックアップ構成:

  • バックアップ済みデータの保存専用の NFS 共有フォルダを作成します。

  • NFS 共有フォルダの所有者に、コントローラ ノードの Cinder と同じ UID があることを確認します。デフォルトの Cinder UID は 107 です。この値は、導入環境によって異なる場合があります。

このタスクについて

VMware Integrated OpenStack 3.0 または 3.1 デプロイに含まれる OpenStack Debian パッケージをインストールして、バックアップ サービスを構成します。

この手順では、2 つのコントローラを使用します。ここでは、controller01 および controller02 と呼びます。

手順

  1. SSH を使用して VMware Integrated OpenStack Manager にログインします。
  2. custom.yml ファイルを実装します。
    sudo mkdir -p /opt/vmware/vio/custom
    sudo cp /var/lib/vio/ansible/custom/custom.yml.sample /opt/vmware/vio/custom/custom.yml
  3. Swift をバックアップ サービスとして使用するには、/opt/vmware/vio/custom/custom.yml ファイルを編集します。
    1. cinder_backup_driver パラメータをコメント解除します。
    2. cinder_backup_driver パラメータを cinder.backup.drivers.swift に設定します。
      # Driver to use for backups. (string value)
       cinder_backup_driver: cinder.backup.drivers.swift
  4. NFS をバックアップ サービスとして使用するには、/opt/vmware/vio/custom/custom.yml ファイルを編集します。
    1. cinder_backup_driver パラメータをコメント解除します。
    2. cinder_backup_driver パラメータを cinder.backup.drivers.nfs に設定します。
      # Driver to use for backups. (string value)
       cinder_backup_driver: cinder.backup.drivers.nfs
    3. cinder_backup_share パラメータをコメント解除します。
    4. cinder_backup_share パラメータを <NFS host IP address>:<file backup path> に設定します。
      # NFS share in fqdn:path, ipv4addr:path, or "[ipv6addr]:path"
       # format. (string value)
       cinder_backup_share: <NFS host IP address>:<file backup path>
    5. NFS 共有がバージョン 4.1 でない場合は、cinder_backup_mount_options パラメータのコメントを解除して、使用している NFS のバージョンに設定する必要があります。たとえば、vers=3 に設定します。
       # Mount options passed to the NFS client. See NFS man page for
       # details. (string value) 'vers=4' to support version NFS 4
       cinder_backup_mount_options: vers=4
  5. custom.yml ファイルを保存します。
  6. 新しい構成を VMware Integrated OpenStack デプロイにプッシュします。
    viocli deployment -v configure --limit controller
    重要:

    このコマンドを実行すると、デプロイ全体が更新され、操作が一時的に中断されることがあります。

次のタスク

Cinder のバックアップ構成が正しく機能することを確認します。Cinder バックアップ サービスの実行および運用状況の確認を参照してください。