イメージをインスタンスで使用できるようにするには、イメージを Image Service データストアにインポートします。
イメージを RAW、QCOW2、VDI または VHD などのサポートされていない形式でインポートするには、CLI を使用したサポートされない形式でのイメージのインポートを参照してください。
前提条件
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1 つ以上の Image Service データストアが構成されていることを確認します。
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ubuntuLTS-sparse.vmdk などのイメージを取得します。
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イメージが ISO、VMDK、または OVA 形式でパッケージされていることを確認します。
手順
- 管理者権限のあるユーザーとして OpenStack 管理クラスタにログインし、イメージを Image Service コンポーネントにアップロードします。
- glance image-create コマンドを実行して、イメージを取得、定義、およびインポートします。
glance --os-auth-token $token --os-image-url http://123.456.7.8:9292 \ image-create name="ubuntu-sparse" \ disk_format=vmdk \ container_format=bare \ --visibility="public" \ --property vmware_adaptertype="lsiLogicsas" \ --property vmware_disktype="sparse" \ --property vmware_ostype="ubuntu64Guest" < ubuntuLTS-sparse.vmdk
この例では、以下のパラメータと設定を使用します。パラメータまたは設定 説明 --os-image-url http://123.456.7.8:9292
ソース イメージの URL。
name="ubuntu-sparse"
ソース イメージの名前(この場合は ubuntu-sparse)。
disk_format=vmdk
ソース イメージのディスク フォーマット。ISO、VMDK、または OVA を指定できます。
container_format=bare
コンテナ フォーマットは、イメージが実際の仮想マシンに関するメタデータを含むフォーマットで格納されているかどうかを示します。コンテナ フォーマット文字列は現在 Glance で使用されないため、このパラメータには bare を指定することをお勧めします。
--visibility="public"
OpenStack のイメージのプライバシー設定。public に設定すると、すべてのユーザーがイメージを使用できます。private に設定すると、現在のユーザーのみがイメージを使用できます。
--property vmware_adaptertype="lsiLogicsas"
インポート処理中、VMDK ディスクが調査され、アダプタ タイプ プロパティがキャプチャされます。
vmware_adaptertype を使用してアダプタ タイプを指定することもできます。
注: : アダプタ タイプが paraVirtual または LSI Logic SAS のディスクを使用している場合は、このパラメータを使用することをお勧めします (vmware_adaptertype= lsiLogicsas
、vmware_adaptertype= paraVirtual
など)。--property vmware_disktype="sparse"
インポート処理中、VMDK ディスクが調査され、ディスク タイプ プロパティがキャプチャされます。
--property vmware_ostype="ubuntu64Guest"
イメージ ファイルを Image Service にインポートした後のイメージ ファイルの名前。この例で、結果の名前は ubuntuLTS-sparse.vmdk
となります。 - (オプション) コンピューティング コンポーネントで、イメージが正常にインポートされたことを確認します。
$ glance image-list
コマンドは、Image Service で利用可能なすべてのイメージのリストを返します。