VMware Integrated OpenStack 3.1 以降では、custom.yml ファイルを使用して vmware_adapter_type パラメータを変更することで、新しく作成されたボリュームのデフォルトのアダプタ タイプを変更できます。

デフォルトでは、常に空のボリュームが作成されて lsiLogic コントローラに接続されます。イメージからボリュームが作成されると、Cinder はイメージの vmware_adaptertype プロパティに従って、対応するコントローラを作成します。 custom.yml ファイルの cinder_volume_default_adapter_type パラメータに次のいずれかの値を使用して、新しく作成したボリュームのアダプタ タイプを設定します。
説明
lsiLogic デフォルトのアダプタ タイプを LSI Logic に設定します。
busLogic デフォルトのアダプタ タイプを Bus Logic に設定します。
lsiLogicsas デフォルトのアダプタ タイプを LSI Logic SAS に設定します。
paraVirtual デフォルトのアダプタ タイプを VMware 準仮想化 SCSI に設定します。
ide デフォルトのアダプタ タイプを IDE に設定します。

手順

  1. custom.yml ファイルを実装します。
    sudo mkdir -p /opt/vmware/vio/custom
    sudo cp /var/lib/vio/ansible/custom/custom.yml.sample /opt/vmware/vio/custom/custom.yml
  2. テキスト エディタで /opt/vmware/vio/custom/custom.yml ファイルを開きます。
    1. cinder_volume_default_adapter_type パラメータをコメント解除します。
    2. カスタム値(lsiLogicsas など)を使用して設定を変更します。
      ##############################
      # cinder-volume options
      ##############################
      
      # Default volume adapter type; valid values are 'lsiLogic',
      # 'busLogic', 'lsiLogicsas', 'paraVirtual' and 'ide'. (string value)
      #cinder_volume_default_adapter_type: 'lsiLogicsas'
  3. custom.yml ファイルを保存します。
  4. 新しい構成を VMware Integrated OpenStack デプロイにプッシュします。
    viocli deployment configure
    注: : 構成をプッシュすると、OpenStack サービスが一時的に中断されます。