VMware Integrated OpenStack 4.0 以降では、イメージから仮想マシンをデプロイした後、仮想マシンをパワーオフしなくても仮想マシンのサイズを変更することができます。変更できるのはメモリ、vCPU、およびルート ディスクのサイズです。
ライブサイズ変更機能はイメージの os_live_resize
プロパティを使用しますが、このプロパティは以前のバージョンのVMware Integrated OpenStack では使用できません。したがって、パワーオフしないで新しい仮想マシンのサイズを変更できるようにするには、既存イメージにこのプロパティを追加する必要があります。os_live_resize
の値には memory
、disk
、vcpu
、またはこれらの任意の組み合わせをカンマで区切って指定することができます。たとえば、os_live_resize=disk,memory,vcpu
のように指定します。
前提条件
ライブサイズ変更機能を持つ仮想マシンをデプロイできるようにするには、イメージに関する次の要件を満たす必要があります。
- VMware Integrated OpenStack 4.0 以降で仮想マシンのイメージを作成し、
os_live_resize
を使用できるようにします。 - ディスク サイズを変更できるようにするには、仮想マシンをリンク クローンとしてではなく、完全クローンとしてデプロイし、SCSI 仮想ディスク アダプタ タイプを使用します。IDE アダプタ タイプはサポートされていません。
手順
結果
これで仮想マシンの新しいイメージが作成され、パワーオフしなくてもサイズ変更できるようになりました。