NSX に基づく VMware Integrated OpenStack デプロイの場合は、API アクセス、管理、転送、および外部ネットワークのそれぞれに、別個の専用 VLAN が必要です。

必要な VLAN を準備するようネットワーク管理者に依頼します。

VLAN

説明

API アクセス ネットワーク

API または VMware Integrated OpenStack ダッシュボードを介して、ユーザーに OpenStack サービスへのアクセスを提供します。

  • 管理クラスタ内のすべてのホストをこの VLAN にトランキングします。

  • 外部からアクセス可能にします。

  • 5 個以上の連続 IP アドレスが必要です。

外部

インスタンスへの外部ユーザー アクセスを提供します。

  • NSX Edge クラスタのすべてのホストをこの VLAN にトランキングします。

管理ネットワーク

管理コンポーネント間のトラフィックを転送します。

  • 管理クラスタ内のすべてのホストをこの VLAN にトランキングします。

  • コンピューティング クラスタ内のすべてのホストをこの VLAN にトランキングします。

  • 18 個以上の連続 IP アドレスが必要です。Ceilometer コンポーネントを追加する場合は 21 個です。

  • 次のコンポーネントで、この VLAN への L2 または L3 アクセスを有効にします。

    • vCenter サーバ

    • NSX Manager

    • NSX コントローラ

管理クラスタで NSX Manager と NSX Controller の仮想マシンをデプロイする場合は、それらのホストを管理ネットワークにトランキングする必要があります。

メタデータ サービス

メタデータ サービス ネットワークによって、新しい OpenStack インスタンスは、OpenStack コントローラでホストされる Nova メタデータ サービスによって利用可能になるカスタマイズ スクリプトにアクセスして実行することができます。

転送

OpenStack インスタンス間のトラフィックを転送します。

  • コンピューティング クラスタ内のすべてのホストをこの VLAN にトランキングします。

  • NSX Edge クラスタのすべてのホストをこの VLAN にトランキングします。

重要:

転送 VLAN の最大転送ユニット (MTU) 設定は 1600 バイトをサポートするように構成する必要があります。 http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2093324 のナレッジ ベースを参照してください。

図 1. NSX デプロイのネットワーク マップ