VMware Integrated OpenStack をインストールする前に、VMware Integrated OpenStack OVA をデプロイする必要があります。VMware Integrated OpenStack OVA では、vSphere Web Clientホーム タブの [インベントリ] パネルにある Integrated OpenStack Manager がインストールされます。Integrated OpenStack Manager は、vSphere デプロイに統合される OpenStack クラウド インフラストラクチャを構成および実装するときに使用される vApp です。

前提条件

vSphere インスタンスが正しく準備されていることを確認します。vCenter の準備を参照してください。

  • vSphere をインストールして構成します。システム要件を参照してください。

  • VMware から VMware Integrated OpenStack OVA を取得します。

    注:

    OVA では、ローカル ディスクに 4 GB の空き領域が必要です。

手順

  1. VMware Integrated OpenStack ダウンロード ページから VMware Integrated OpenStack OVA ファイルをダウンロードします。
  2. vSphere Web Client にログインします。
  3. [ホストおよびクラスタ] ビューに移動します。
  4. VMware Integrated OpenStack デプロイ用に事前構成した管理クラスタを選択します。
  5. 管理クラスタを右クリックし、ポップアップ メニューから OVF テンプレートのデプロイ を選択します。
  6. ダウンロードした VMware Integrated OpenStack OVA にアクセスします。
  7. ターゲットを指定して、OVA デプロイを構成します。
    1. (オプション) Integrated OpenStack Manager vApp の名前を指定します。

      Integrated OpenStack Manager vApp 名には、英数字とアンダースコアのみを使用できます。vApp 名は、60 文字未満にする必要があります。vApp 名を選択したら、クラスタの名前の付け方も検討します。vApp 名とクラスタ名の合計数は 80 文字以下にする必要があります。

    2. VMware Integrated OpenStack OVA 専用に作成されたターゲット データセンターを選択し、次へ をクリックします。
    3. ストレージ オプションを選択し、次へ をクリックします。
    4. ネットワークを設定するには、OpenStack Manager サーバの管理ポート グループおよび openstack-template ネットワーク 1 設定用に以前に構成した管理ポート グループを選択し、次へ をクリックします。
    5. 管理サーバ プロパティを構成して、デプロイ プロパティをカスタマイズします。これには管理サーバのデフォルト パスワードを作成するオプションが含まれます。
  8. 次へ をクリックします。
  9. vApp が vService にバインドできることを確認し、次へ をクリックします。
  10. デプロイ設定を確認し、デプロイ後にパワーオン を選択します。
  11. 終了 をクリックし、Integrated OpenStack Manager をデプロイします。

    [ホーム インベントリ] パネルに Integrated OpenStack Manager アイコンが表示されます。

    注:

    アイコンが表示されない場合、vSphere Web Client からログアウトして再度ログインします。これでアイコンが表示されます。

次のタスク

VMware Integrated OpenStack OVA をデプロイした後に、Integrated OpenStack Manager のアイコンが表示されない場合があります。vApp プラグインを手動で登録する必要があります。Integrated OpenStack Manager vApp の登録を参照してください。