VMware Integrated OpenStack デプロイに既存の仮想マシンのテンプレートを Glance イメージとして追加することができます。これによりユーザーは、インスタンスの起動や、起動可能なブロック ストレージ ボリュームの作成、および Glance イメージで利用できるその他の機能の作成が可能になります。
手順
- 仮想マシン テンプレートを作成します。
必要に応じてメタデータを設定します。
vmware_ostype は Windows イメージの場合は必須ですが、Linux イメージの場合はオプションです。
NIC タイプの指定には hw_vif_model が推奨されます。この設定を定義する前に、このイメージ テンプレート用の正しい NIC タイプを確認してください。たとえば、この設定が未定義の場合、インスタンスにはデフォルトで E1000 NIC がプロビジョニングされます。別の NIC をプロビジョニングする場合は、この設定を適切に定義します。
たとえば、VMXNET3 NIC をプロビジョニングする場合、メタデータ定義は hw_vif_model=VirtualVmxnet3 となります。
次のメタデータ設定は必須ではありません。
vmware_adaptertype
vmware_disktype
- OpenStack 管理クラスタにログインします。
- glance コマンドを実行して、イメージを取得、定義、およびインポートします。
glance image-create --name <NAME> \
--disk-format vmdk --container-format bare
--property vmware_ostype=ubuntu64Guest
--property hw_vif_model=VirtualVmxnet3
glance location-add <glance_image_UUID> --url "vi://<vcenter-host>/<datacenter-path>/vm/<sub-folders>/<template_name> IMAGE_ID"
location-add コマンドは、仮想マシン テンプレートのインベントリ パスを指します。仮想マシンまたはホストのいずれかを参照できます。例:
"vi://<datacenter-path>/vm/<template_name>”
or
"vi://<datacenter-path>/host/<host_name>/<template_name>"
インベントリ パス中のキーワード vm および host は、vSphere 中の [仮想マシンおよびテンプレートのビュー] と [ホストおよびクラスタのビュー] の階層を表します。