viocli upgrade コマンドを使用して、VMware Integrated OpenStack のメジャー バージョンをアップグレードします。

viocli upgrade コマンドは、異なるタスクを実行するさまざまなアクションをサポートしています。以下のパラメータは、すべてのアクションに適用されます。

パラメータ

必須か任意か

説明

-d NAME または --deployment NAME

任意

使用するデプロイの名前。

値を入力しない場合、デフォルトのデプロイが使用されます。

-p または --progress

任意

実行中の処理の進行状況を表示します。

viocli upgrade -h または viocli upgrade --help を実行して、コマンドのパラメータを表示できます。また、アクションに対して -h または --help オプションを使用して、そのアクションのパラメータを表示することもできます。たとえば、viocli upgrade prepare -h は、prepare アクションのパラメータを表示します。

viocli upgrade mgmt_server [-d NAME] DIR-NAME NFS-VOLUME [-p]

管理サーバのデータベースおよび構成を、必要なバージョンにアップグレードします。mgmt_server アクションには、以下の追加のパラメータが適用されます。

パラメータ

必須か任意か

説明

DIR-NAME

必須

バックアップ ファイルを含むディレクトリ。

NFS-VOLUME

必須

remote-host:remote-dir 形式のターゲット NFS ボリュームの名前または IP アドレスとディレクトリ。

例:192.168.1.77:/backups

 

viocli upgrade prepare [-d NAME] BLUE-OMS-SERVER NFS-DIR-NAME [BLUE-VIOUSER-PASSWORD] [-f] [-p]

OpenStack 管理サーバのアップグレードのために NFS サーバを準備します。prepare アクションには、以下の追加のパラメータが適用されます。

パラメータ

必須か任意か

説明

BLUE-OMS-SERVER

必須

古い OpenStack 管理サーバの IP アドレス。

NFS-DIR-NAME

必須

ターゲット NFS ボリュームをマウントするローカル マウント ポイント。

BLUE-VIOUSER-PASSWORD

任意

古い OpenStack 管理サーバviouser アカウントのパスワード。

コマンドにこのオプションを指定しない場合、パスワードを入力するように求められます。

-f または --force

任意

確認のプロンプトを表示せずにコマンドを実行します。

 

viocli upgrade openstack [-d NAME] [-n NEW-DEPLOY] [-f] [-p]

VMware Integrated OpenStack デプロイを必要なバージョンにアップグレードします。

注:

可能であれば、このコマンドを使用せずに、vSphere Web Client を使用してデプロイをアップグレードしてください。

openstack アクションには、以下の追加のパラメータが適用されます。

パラメータ

必須か任意か

説明

-n NEW-DEPLOY

任意

新しいバージョンのデプロイの名前。

コマンドにこのオプションを指定しない場合、名前を入力するように求められます。

-f または --force

任意

確認のプロンプトを表示せずにコマンドを実行します。